オンデルの病院の前でオジャラン・メッセージ読まれる

2025年04月22日付 Cumhuriyet 紙

イムラル刑務所でテロ組織の指導者アブドゥッラー=オジャランと面会した人民の平等と民主主義党(DEM党)の代表団は、スッル=スレイヤ=オンデルが治療を受けている病院の前で声明を発表した。ペルヴィン=ブルダン氏はオジャランがオンデル氏へ書いたメッセージを読み上げた。

イムラル刑務所でテロ組織クルディスタン労働者党(PKK)の指導者アブドゥッラー=オジャランと面会したイムラル代表団は、DEM党のスッル=スレイヤ=オンデル氏が治療を受けている病院の前で声明を発表した。

面会は約2.5時間続いたと公表したDEM党のペルヴィン・ブルダン国会議員は「会議は非常に実りのあるものだった」と述べた。

◾️「最初の話題はオンデルの健康状態だった。」

イムラル代表団のメンバーであるブルダン議員の話しは次のように行われた。

「私たちの面会の最初の議題とテーマは、親愛なるスッル=スレイヤ=オンデル氏の健康状態だった。オジャラン当人もこの問題について状況に気を配っており、テレビでスッル氏に関するすべてのニュースを見てきたが、状況を非常に悲しんでおり、いち早く健康を取り戻すことを望んでいたのを、まずは述べておきたい。

また、[政府との]和平交渉に関し希望を持ち続け、作業を続けることを強調した。親愛なるスッル氏へ宛てたメッセージをくれ、私もこのメッセージを[記者の]皆さんを通じて一般の人々と共有したい。」

◾️オジャランからオンデルへのメッセージ:本当のトルクメンの本質はこれだ

ブルダン議員は、アブドゥッラー=オジャランが病院で治療を受けているオンデル氏に書いたメッセージを読み上げた。

「スッル=スレイヤ=オンデルがいち早く回復することを願っている。彼の家族、友人、愛する人たちに対してお見舞いを申し上げる。スッル=スレイヤ=オンデルと12年間苦楽を共にしてきた。彼が帯びている非常に重要なことというのは以下のことである。アドゥヤマンという地とトルクメンにルーツを持つ理想的な人物としてババ・イスハークの伝統を表している。社会に平和をもたらす努力をし、社会的偏見を打ち砕くことができる人物であるということである。彼はこのことを実行し、社会、議会、街中で社会的偏見を壊したのである。

彼の中で生起したのは、アナトリアの遺伝子と文化というべきものである。アナトリアの遺伝子とトルクメンの伝統を生きられるものとするのが、私たちのいう平和である。オンデルはそのような人物である。真のトルクメン人性の本質とは、最良の平和のアイデンティティ、文化である。「強硬に敵を作ろう、このように政治をやろう」という考え方とは真逆だ。

オンデル氏のネガティブなことに対処し、それらを管理できる所作は重要だ。発生したネガティブなことを深刻化する前に、ポジティブなものに変えられる。誰もがオンデルの病院に行き、彼への強い思い出を語るのを見ている。この想いが要するのは、彼の平和への努力を実践することである。今一度、彼自身、彼の家族、彼の愛する人たち、社会全体にお見舞い申しあげたい。彼の一日も早い回復と、最も猛き力強い姿で私たちの前に現れることを願っている。」

◾️ブルダン:彼が必要である

ブルダン議員は、オジャランのメッセージを読んだ後、「私たちは、イムラル代表団の一員として、親愛なるオンデルにお見舞いを述べることを願うとともに、彼に恋焦がれて待っていること、この仕事を手を止めた場所から再開するには彼が必要であることを述べたい」という表現を用いて、演説を締めくくった。


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翻訳者:安孫子織絵
記事ID:59997