イスタンブル、余震はいつまで続くのか?
2025年04月24日付 Cumhuriyet 紙

ボアジチ大学カンディリ観測所・地震研究所は、イスタンブルで発生したマグニチュード6.2規模の地震に関する予備評価報告書を発表した。カンディリ観測所の所長であるヌルジャン・メラル・オゼル教授は、余震は一か月半から二か月続く可能性があると発表した。
昨日の12時49分にマルマラ海のシリヴリ沖で、マグニチュード6.2規模の地震が発生した。6.2規模の地震後、本日9時までの間に、266回もの余震が記録された。
ボアジチ大学カンディリ観測所・地震研究所所長のヌルジャン・メラル・オゼル教授は、シリヴリ沖の地震について、地震は海を震源地とし、震度は海上で8、陸上で4から5と計測されたと発表した。
◾️「一か月半から二か月続く可能性がある」
余震継続の有無に関して、「地震の活動は一か月半から二か月続く可能性があるが、これは海で起こる地震です。この影響がどれほど沿岸部に及ぶかは議論の余地がある。」と言った。
◾️早期警戒システム
オゼル教授は、地震が中部マルマラとクムブルガーズ断層のまさに間で発生したという情報を共有し、地震は中部マルマラ内10から12キロの帯域で起きており、注意深く監視を続けていると発表した。
また、過去にマルマラ海で発生した地震の日付やマグニチュードには不確定要素があるとし、この状況はマルマラ海でいつ、どの程度の地震が発生するかの予測を弱めていると述べた。オゼル教授は、マルマラ海内すべての動向を注意深く監視しており、今日も海面上昇を検知した。観測所はマルマラで発生する可能性のある地震に対する対策として、早期警報システムを開発しようとしており、今日の地震でシステムが作動し、この状況は喜ばしいことだ、と明らかにした。
◾️クムブルガーズ断層と諸島断層に蓄積した応力
オゼル教授は、地震の専門家の間では将来起こりうる地震について意見が分かれているのか、また予想される地震は今日の位置で起こるのかという質問に対して、「中部マルマラとクムブルガーズのエリアがあります。この二つのちょうど間に10から12キロメートル規模のエリアで地震活動が起こり、現在も発生した場所で続いています。クムブルガーズ断層とアダラル断層の間でも応力が蓄積しており、地震の可能性については私たちも認識しており、伝えています。」と述べた。
オゼル教授によると、地震は海を震源とし、震度は海で8、陸で4-5と計測された。
2019年に発生したマグニチュード5.9の地震の余震が約一か月半続いたとしたオゼル教授は、「この地震の後、マグニチュード5より大きな余震が2回ありました。マグニチュード6.1規模の地震活動は一か月半から二か月続く可能性があるが、これは海で起こる地震です。この影響が沿岸部にどれほど及ぶかは議論の余地があります。今のところ、陸上でこうした余震を感じるのは容易ではないかもしれない。」と述べた。
この記事の原文はこちら
翻訳者:谷澤優香里
記事ID:60009