イスラム主義者ユルドゥズ講演へ抗議の97人逮捕ーボアジチ大

2025年05月14日付 Medyescope 紙

イスタンブル県庁は、ボアジチ大学でヌレッディン・ユルドゥズ氏に対し抗議を行った計97人(女性39人、男性58人)が拘束されたと発表した。

ボアジチ大学イスラム研究会(BISAK)が5月13日火曜日に、「イスラム諸学: 誰のために、どれくらい?」という講演に神学者ヌレッディン・ユルドゥズ氏を招いたことに反発した学生たちと警察の間でもみ合いが起こった。学生たちは暴行を受け、逆手錠をかけられ、拘束された。

事件に関してイスタンブル県庁は書面で声明を発表した。声明では、97人の学生が拘束されたと述べられた。

「2025年5月13日火曜日20時45分頃、ボアジチ大学北キャンパス内で集まり、ある学生クラブ活動を妨害するために行動したグループが、機動隊支部の部隊に対して危害を加えた。この攻撃により13人の治安職員が軽傷を負った。事件の際に、39人の女性、58人の男性、計97人のデモ参加者が拘束された。大学構内及びその周辺では、必要な安全措置は施されており、拘束された人々に対する警察署での手続きは継続している。」

◾️何が起きたのか?

神学者ヌレッディン・ユルドゥズ氏は、2015年に参加したとある番組で、「結婚に関する我々のイスラム法には、年齢制限がありません。これが意味するのは、すなわち、思春期以前でも子供は結婚できます。子供同士の婚約も可能です。大人と子供の婚約も可能です。」と発言し、大きな反発を招いた。

ボアジチ大学で、イスラム研究会が「イスラム諸学: 誰のために、どれくらい?」というイベントの一環として、ヌレッディン・ユルドゥズ氏を招くことが判明し、多くの学生が抗議の声をあげた。キャンパス内にある北ピラミッドの前で集まった学生たちは、ユルドゥズ氏が大学に招待されることに対して抗議した。

警察と学生の間でもみ合いが起こった。学生たちは逆手錠をかけられ拘束された。


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翻訳者:田端咲希
記事ID:60141