ガザ:空爆激化で犠牲者増加止まらず
2025年05月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️月曜日のイスラエルによる空爆の犠牲者数は52人に上り、占領軍は家族の虐殺を続け、避難地域を攻撃している
【ガザ:本紙】
ガザ地区の民間防衛隊は、深夜以降のイスラエルの空爆による殉教者数が52人に上ったと発表した。
民間防衛隊の報道官マフムード・バスル氏は声明の中で次のように述べた:「本日未明から今この瞬間まで続いているイスラエルによるガザ地区への爆撃により、殉教者は52人となった。爆撃は依然として続いており、占領軍は地上作戦を拡大し、新たな戦争犯罪の虐殺を犯し、多数の殉教者を出している。」
ドーハで停戦交渉が進行中であり、戦争終結に向けた新たな提案が取り沙汰されているにもかかわらず、占領軍はエスカレートを続け、ガザ地区に対して数十回におよぶ血なまぐさい空爆を行い、新たに多数の犠牲者を出した。その中には、ハーン・ユーニスで抵抗勢力の指導者の一人を処刑し、その家族を拉致した特殊作戦の実行も含まれていた。そして同時に、占領軍が出した新たな避難命令により、住民の負担は増大した。
ガザの保健省は、過去24時間の間に病院に到着した殉教者が136人、負傷者が364人であったと発表した。また、2023年10月7日以降のイスラエルの侵略による死傷者数が、殉教者5万3,486人、負傷者15万1,398人に上ると指摘した。一方で、いまだに多くの犠牲者が瓦礫の下や道路上に取り残されており、救急隊や民間防衛隊が彼らのもとに到達できない状況が続いている。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:新階 望乃
記事ID:60170