AKP、機微な憲法改正会議開催
2025年05月24日付 Cumhuriyet 紙
政治で話題にされている「憲法改正活動」について、諸政党から異なる声明が出される中、AKPの代表は第4回「憲法改正ワークショップ」を開催した。ワークショップ後に行われた発表では4つの問いがあげられ、1つの呼びかけが行われた。
トルコで憲法改正の議論がしばしば白熱するなかで、AKPから「憲法改正ワークショップ」の動きがあった。ワークショップで4つの問いが問われ、書面で国民に声明を公表した。
ワークショップはAKPの政治法務局によって行われ、ハヤティ・ヤズジュ副党首の主催で集められた。
■4つの問いが問われた
AKPの書面での声明では「憲法改正において立法機関と行政機関はどのように整備されるべきか?立法機関と行政機関の設立、職務、権限はどのように決定されるべきか?立法機関と行政機関の相互関係はどのように整備されるべきか?そして、大統領制の7年近い実践に関する評価はどういったものか?」といった項目が取り上げられたと述べられた。
声明では「AKP政治法務局として今後のプロセスでもこのワークショップを今後も続けていき、社会の様々な層や専門家と一堂に会して、憲法改正に期待することを傾聴し続けていく。」と述べられた。
■諸政党に呼びかけた
AKPのハヤティ・ヤズジュ副党首は諸政党に呼びかけ、以下のように述べた。
「きたるトルコの百年を新しい文民的かつ民主的な憲法で飾ろう。この方針で国会の屋根の下で、代表する全政党に課せられた役割は新しい文民的な憲法の問題を日常の政治的意見よりも優先することだ。社会的な合意に基づき、政党の支援によって国民と国家に新たな憲法をもたらすために我々は活動を進めている。全ての社会集団が自身らしくいられる憲法を作るのが我々の最大の望みである。
AKPとして人々の間に始まり、また人々の間で終わる方法で憲法を作ることを提案する。以前の3回のワークショップの終了後、貴重な参加者たちの見解と提案が報告書にまとめられ、党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領に提出された。第4回目のワークショップに貢献する貴重な先生方が評価する点においてもレポートを作成して、大統領に提出していく。」
この記事の原文はこちら
翻訳者:伊藤梓子
記事ID:60197