イラン:革命防衛隊がソレイマーニー元司令官の「影の同志」の死亡を発表

2025年06月30日付 Al-Nahar 紙

■イラン革命防衛隊がソレイマーニー元司令官の「影の同志」の死亡を発表…「ハーッジ・ユーネス」とは何者か?

【ベイルート:本紙】

イラン革命防衛隊は、イスラエルとの最近の戦争で、ゴドス旅団の元司令官であるカーセム・ソレイマーニー氏の有力な側近が死亡したと発表した。

チャンネル「サベリーン・ニュース」は、イスラエルが11日前に実施した空爆により「ハーッジ・ユーネス」氏が死亡したと報じたが、同氏が死亡した場所や状況についてこれ以上の詳細を明かすことはなかった。

イランメディアは初めて、ソレイマーニー氏の「影の同志」として知られるハサン・アボルファズル・ハサン氏(通称「ハーッジ・ユーネス」)の身元を明らかにした。

『タスニム』通信は、ハサン・アボルファズル氏がシリアにおけるイランのゴドス旅団の軍事作戦の指揮において果たした重要な役割について指摘し、同氏の現地での活動は「極めて重要かつ影響力のある」ものだったと評した。

また同通信は、同氏が、2020年初頭に米軍の空爆で死亡した同旅団の元司令官、カーセム・ソレイマーニー氏と緊密な関係を有していたことを確認した。

『メフル』通信によると、イラン軍は先週金曜日、イスラエルとの交戦で兵士56人が死亡したと発表した。

ハーッジ・ユーネス氏の死亡発表は、革命防衛隊がパレスチナ問題の責任者で、「ハーッジ・ラマダーン」という通称で知られたモハンメド・サイード・イザディ氏の死亡を確認した数日後に行われた。またその際、ヒズブッラー、ハマース、イエメンのフースィー派など、この地域でイラン政府と同盟下にある諸組織への武器供給を指揮していたベフナム・シャリアーリー氏も殺害された。

12日間戦争

6月13日の朝、イスラエルはイランへの攻撃を開始し、多数の軍事指揮官、学者、民間人を殺害した。また12日間戦争中、イスラエルは20人以上のイラン軍高位指揮官を標的にし、殺害した。


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翻訳者:大森貫生
記事ID:60392