韓国人ユーチューバーへのセクハラ犯、罰刑決まる

2025年07月03日付 Milliyet 紙

カドゥキョイでSNSを通して生配信を行っていたユーチューバーで韓国出身のパク・ヒョジョンさん(26)に対してセクハラ行為をしたとして逮捕された71歳のユスフ・ジィヤ・アーウル被告は「しつこく付きまとうことによって行われた性的ないやがらせ」の罪で初めて裁判官の前に立った。裁判所はアーウル被告に対して懲役4年の刑を言い渡した。

SNS上で「Mhyochi」という名前で知られる26歳の韓国人配信者パク・ヒョジョンさんは、6月6日にカドゥキョイでライブ配信中に言葉と身体による嫌がらせを受けたとされており、「単純な性的暴行」の容疑で逮捕された71歳のユスフ・ズィヤ・アーウル被告が、初めて裁判官の前に立った。
アナドル裁判所第54簡易刑事裁判所で行われた審理には、拘束中のユスフ・ズィヤ・アーウル被告が出廷した。被害者パク・ヒョジョンさんは出廷しなかったが、法廷には双方の弁護士が出席した。

■「容疑を認めません」

拘留中の被告ユスフ・ズィヤ・アーウルは陳述で以下のように述べた:
「容疑は認めません。あの日、彼女が何をしているのかを見ていただけです。外国人だとは知りませんでした。これまでに述べた供述は有効です。鑑定書の内容は認めません。妻のことを思っています。」

■「複数の性加害歴が存在」

被害者パク・ヒョジョンさんの弁護士は次のように発言した:
「依頼人はトルコ語が分からないにもかかわらず、ライブ配信を見ていた視聴者たちは警告をしていました。鑑定報告書には、被告が被害者に触れたこと、また発言した言葉も明らかに記されています。前科記録を確認すると、複数の性的嫌がらせ事件の記録が存在します。このような行為が常習的であることは明白です。したがって、被告の主張は信用できず、拘留の継続を求めます。」

■「被告は誠実な供述をしました」

被告ユスフ・ズィヤ・アーウルの弁護士は次のように述べた:
「依頼人は、何らかの罪を犯す意図で行動したわけではないと述べています。このようなライブ配信そのものを私はあまり誠実なものとは思いません。被告は誠実な供述をしており、もし誤解があったのなら謝罪するとも述べています。被害者の供述は誠実なものとは考えていません。依頼人の釈放を求めます。」

■検察側の意見(求刑意見)発表

検察官は意見陳述の中で、「被告が起訴内容に基づき処罰されるべきである」と主張し、また「拘束を続けるように」と要請した。

■懲役4年の判決が下る

裁判官は判決を言い渡し、被告に過去にも類似の前科があることを踏まえ、刑の上限に近い形での処罰を決定した。
ユスフ・ズィヤ・アーウル被告に対し、「しつこく付きまとう形での性的暴行」の罪で懲役4年の刑を言い渡した。また、裁判所は情状酌量による減刑を適用しなかった。


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翻訳者:橋本響
記事ID:60407