イラン:イスラエルとイランが「海上交易を脅かしている」として互いを非難

2025年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イランとイスラエルは「ペルシャ湾と紅海における海上移動網を脅かしている」として互いを非難

【テヘラン:本紙】

イランとイスラエルは、両国間の軍事的紛争が激化するなかで、国連傘下国際海事機関(IMO)の会合で、相手側が「ペルシャ湾および紅海地域の海上交易を危険にさらしている」として非難の応酬を行った。

イラン代表団は、同機関の安全委員会の会合で、イスラエルが最近「違法な攻撃」の範囲を拡大し、ペルシャ湾岸のアスルーイエにある石油化学およびガスのインフラ施設も標的とするようになったと述べた。

イランは、同機関代表団に対して行った演説(ライブ中継)で「これらの行為は、国際的な海上航行の安全と世界のエネルギー供給網を直接的に脅かすものだ」と述べた。

さらに、「国際社会がこの違法な攻撃を止めるための緊急かつ具体的な措置を講じなければ、海上でのエスカレーションの危険性が差し迫ったものとなる」と警告した。

イランはこれまでにも、西側諸国からの圧力に対抗して、ホルムズ海峡を封鎖する可能性を示唆してきた。

海峡が封鎖されれば、国際貿易に支障が出るだけでなく、世界の原油価格にも影響が及ぶ恐れがある。

(後略)


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翻訳者:張欣貝
記事ID:60421