ガザ:イスラエルによるガザ地区各地への攻撃により19人が死亡

2025年07月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

◼︎イスラエルがガザ地区全土に対する散発的な攻撃を実施し19人のパレスチナ人を殺害

【ガザ:アナトリア通信】

ガザ地区各地に対するイスラエルの継続的な攻撃により、火曜日の未明以降、 計19人のパレスチナ人が殉教し、数十人が負傷した。同地区は約22か月にわたってジェノサイド戦争にさらされている。

複数の医療筋によれば、ガザ市西部のシャーティ難民キャンプで、避難民らが暮らすテントが爆撃され、女性や子どもを含む16人が殉教、25人以上が負傷したという。

同複数筋と目撃者らは、ガザ市西部のバドル地区で、空腹の状態で眠っていた避難民らのテントに2発の砲弾が着弾した結果、殉教者らが「四肢が切断された状態で」としてシファー病院に搬送されたと明らかにした。

2025年3月2日以降、イスラエルはガザ地区との全ての通行所を封鎖し、食料・医療支援の搬入を禁止しており、これによりガザ内部で飢饉が蔓延している。

さらに同複数筋によると、イスラエルがガザ市西部のナーブルスィー交差点の東で援助を待っていた人々を攻撃し、その結果パレスチナ人の若者1人が殉教した。

イスラエル軍は夜間も数時間にわたって、ガザ市の住居ビルに対する破壊作戦を継続した。

またガザ中部のでは、イスラエルがダイル・バラフ市南部での地上作戦の実施とともに、同市内に対しても激しい空爆を実施し、パレスチナ人1人が殉教した。

目撃者らは、ダイル・バラフ南部に進軍したイスラエル軍とパレスチナ諸派に属する戦闘員らとの間で「激しい衝突」が発生したと述べた。

日曜日には、イスラエル軍は初めて、ダイル・バラフ市南西部のパレスチナ人に対して退避警告を発令した。これは、この地域への地上作戦を通じてジェノサイド戦争を拡大するための準備である。


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翻訳者:坂本彩華
記事ID:60519