気温が平年値を上回って推移しているアンタリアで、体感温度は44.4度に達した。金曜日には予想される気温が45度に達するとみられている。

アンタルヤでは夏の暑さが影響を強める中、温度計は37.5度を示した。湿度が50％を超えたことで、体感温度は44.4度まで上がった。太陽の強烈な影響から身を守りたい観光客は帽子や日傘で日陰を作り、アンタリアの人々はミニ扇風機で涼もうとした。
コンヤアルトゥ海岸では朝から混雑が生じた。ビーチではパラソルの下にいた観光客が、時々海に入って涼もうとした。街の通りや路地では、蒸し暑い天候のため人の密度が減った。市中心部では、一部の市民が手持ちのミニ扇風機を持って歩き、暑さと戦おうとした。アンタルヤの象徴的な場所にある装飾用の噴水は、鳩の涼み場所となった。専門家たちは、特に正午の時間帯に長時間太陽の下にいないよう警告した。

■記録が並ぶ

気象データによると、7月の平均気温が28.4度であるアンタリアでは、「非常に暑い天気」が土曜日まで続く。市では、明日は気温が42度、木曜日は43度、金曜日には45度に上がると予想されている。
気象データによれば、1930年以降で7月の最も暑い日は、2020年7月6日に45度として測定された。金曜日に予想される気温が実現すれば、アンタリアで7月の「最も暑い日」の記録が並ぶことになる。