チュニジア:ガザでのジェノサイドへの抗議で米大使館包囲
2025年07月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼︎数百人のチュニジア人がガザでのジェノサイドに抗議して「米国大使館包囲イベント」に参加
【チュニス:本紙】
土曜日の夜、数百人のチュニジア人が首都チュニスで行われた米国大使館包囲イベントに参加した。これは約2年前からガザ地区で続くジェノサイド戦争において、米国政府がイスラエルを支援していることに抗議するためである。
米国大使館の包囲は「パレスチナのための共同行動調整委員会」と「正常化システムへの対抗のためのチュニジアネットワーク」の呼びかけのもとに始動し、主催者らによれば複数日にわたって継続されるという。
「パレスチナのための共同行動調整委員会」のメンバーであるガッサーン・ハンシーリー氏は「我々は今日、米国大使館の包囲を呼びかけた。ガザ内部でのパレスチナ人に対する殺戮と飢餓政策がもはや耐え難いものとなっているからだ」と述べた。
さらに加えてハンシーリー氏は「我々は、米国という敵がこの体制の公式なパートナーであり支援者であることを知っている。そのため、我々はガザの兄弟たちへの包囲が打破されるまで、大使館を包囲することに決めたのだ」と述べた。
同氏は続けて「ガザから届いた映像を見て抱いたすべての感情が、シオニストという敵を支援する敵たちの大使館の前に出ていき、それを包囲するよう我々を突き動かしている」と語った。
ハンシーリー氏は「大使館の包囲は可能なかぎりの日数(具体的には言及されず)続けられる予定であり、少なくとも人道支援がガザに搬入されるまでは継続する」と強調した。
一方「忍耐のキャラバン」の報道官で調整委員会のメンバーでもあるワーイル・ナワール氏は「つい先ほど、米国大使館の包囲が始まった」と述べた。
さらにヌワール氏は、「この包囲は複数日にわたって続く予定だが、具体的な日数についてはまだ決めていない」と付け加えた。
同氏は「大使館前でのデモによる要求は明確であり、アメリカに直接向けられている:ジェノサイドの停止と国境通行所の開放だ。我々は問題の解決がドナルド・トランプ米大統領の手にかかっていることを承知している」と強調した。
(後略)
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翻訳者:坂本彩華
記事ID:60545