イスタンブル大学、イマムオール・イスタンブル市長の修士号取り消し

2025年07月28日付 Hurriyet 紙

イスタンブル大学は、イスタンブル広域市に向けた汚職事件捜査の中で拘束され、停職とされたエクレム・イマムオール氏の修士課程の修了と修士号を、「学士卒業」の条件を満たさず、修士課程入学の「条件を満たさない」という理由で取り消した。

入手した情報によると、イスタンブル大学は、イマムオール氏の学士号を「不足」と「明白な誤り」という理由ではく奪する形で取り消し、修士号も無効であるとみなした。

イスタンブル大学社会科学大学院運営委員会は、7月24日の会議で、人事管理の論文必修修士課程に登録していたイマムオール氏が、大学運営委員会の2025年3月18日付第61号会議で下された決定に基づき、1987年7月6日付19509号官報で発表されたイスタンブル大学学生規則の「学士卒業」の条件を満たしていない件で、修士課程入学の条件を満たしておらず、修士課程の修了と修士号が無効であると決定した。

同委員会は、イマムオール氏の卒業の記録が学生登録システムから削除され、高等教育情報システム上で更新され、彼の修士論文が高等教育機構国内論文センターから削除されることも決定した。

■捜査

イスタンブル広域市エクレム・イマムオール市長の卒業証書が偽物であることに関する告発、高等教育機構により作成された報告書にて卒業証書の偽造に関する確認が行われたのを受けて、イスタンブル共和国主席検察は「公文書偽造」の罪で捜査が開始した。

検察は、イスタンブル大学に文書を送付し、イマムオール氏の卒業証書が根拠として、今後行われる仕事や手続きが法律に違反していないとの名目で必要な手続きをすぐに取るよう求めた。

イスタンブル大学は、エクレム・イマムオール氏の学士号を「不足」と「明白な誤り」があるという理由ではく奪する形で3月18日に取り消し決定を下していた。イマムオール氏の学士情報が5月6日に大学データベースから削除された。

イスタンブル第59初等刑事裁判所は、イマムオール氏に関する学士号が偽造であるという訴えにより、「連鎖する形で公文書偽造」の罪で2年6カ月から8年9カ月までの懲役を請求する起訴状を受け入れ、公判も9月11日に行うとの判断を下していた。


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翻訳者:新井慧
記事ID:60556