ネタニヤフの新ガザ計画、明らかに
2025年08月05日付 Cumhuriyet 紙
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、月曜日に行った声明で、人質を取られていると思われる地域における軍事作戦をはじめ、ガザ地区の完全占領に向けた決定を下したと発表した。
ネタニヤフ首相はXに投稿した動画において、「このテロリストによる迫害からガザを解放することを決定した」と発言し、次のように続けた。「多くのガザ人が我々を訪ね、自由解放を訴えている。ハマスからの救済を望んでいる。我々はこれを実行する。」
首相官邸がエヤル・ザミール軍参謀総長に送付したメッセージでは「もしこれがあなたにとって適切ではないのであれば、辞任すべきである」という表現が使われた。
ネタニヤフ首相とザミール参謀総長はガザ戦争の進め方に対して意見が一致しておらず、イスラエル軍ラジオによれば、この緊張は月曜日に頂点に達したと述べられた。
ネタニヤフ首相の声明は、カタールでイスラエルとハマス間で数か月にわたって続けられ、仲裁者が双方の障害を乗り越えようとし、停戦と人質交換で合意することを目標とした交渉では結果が出なかったことを受けて出された。
ネタニヤフ首相の月曜日の発言は、イスラエルのギデオン・サール外相が行った昨月のユーロニュースへの声明と矛盾している。サール外相は、イスラエルが長期間ガザを支配する意図はないと述べた。
サール外相は「これを行う意図はない。ガザ地区に関しては、ただ安全保障上の懸念がある。」と発言した。
ネタニヤフ首相は「トランプ大統領の計画を実行する。これは良い計画で、何かかわるだろう」これは非常に簡単な意味である。ガザで取り残されたくない人々は去ることができる」と述べた。これは、トランプ氏のガザ人口をほかの国々に移すことを盛り込んだ提案を指す。
この計画は、地域の国々や国際的な人道支援機関から「強制的追放」は国際法違反になるという理由で反発を招いた。
トランプ氏は、ガザを高級志向のリゾートホテルや・商業施設によって「中東のリビエラ」に転換させる計画について言及している。
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翻訳者:安孫子織絵
記事ID:60606