米仲介でアルメニア・アゼルバイジャン、共同宣言に署名

2025年08月09日付 Cumhuriyet 紙

アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相は米国のドナルド・トランプ大統領の仲介でホワイトハウスで三者会談を行った後、共同宣言に署名した。

米国のドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスで行われた和平会談で、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相を迎え入れた。トランプ大統領とアリエフ大統領、パシニャン首相は二者会談の後、共同記者会見でカメラの前に現れた。
トランプ大統領は二人の首脳とホワイトハウスで会談を行った後、調印式での発表で「アゼルバイジャンとアルメニアの間で和平を成立させた。彼らは二ヶ国の全戦争は終結に達したと認めた。アルメニアとアゼルバイジャンは衝突を止め、貿易と外交関係をもち、互いの領土保全を尊重すると約束する。我々は防衛地域でのアゼルバイジャンに対する制裁を解除する。これはアゼルバイジャンにとって重要だ。」と述べた。

アゼルバイジャンのアリエフ大統領は「本当に歴史的な日だ。我々は本日カフカス地方で和平を確立する。これは我々のみならず周辺地域にとって多大な恩恵をもたらす。アゼルバイジャンに対して続けられてきた制裁の解除について、トランプ大統領に感謝申し上げる。独立から1年後に始まった制裁が33年を経て解除された。」と述べた。
アルメニアのパシニャン首相もアゼルバイジャンと調印した共同声明によって、重要な転換点に到達し、二ヶ国の間に新たな歴史の礎が建てられたと述べた。
トランプ大統領はザンゲズール回廊も活動を開始すると発表し、二人の首脳へもその勇気に感謝を述べた。
スピーチの後、二人の首脳は共同宣言に署名した。トランプ大統領も証人として共同宣言書に署名した。

■アリエフ大統領はトランプ大統領はノーベル平和賞候補に入ると述べた。

トランプ大統領はプーチン大統領との会談についての質問に対して、会談は実現するが詳細は後ほど発表すると述べた。トランプ大統領は「近く場所を公表する。プーチン大統領とは非常に人気のある場所で会談を行う。」と述べた。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:60620