高等選挙委員会、CHPの訴えに1件承認、1件否決
2025年09月05日付 Cumhuriyet 紙

速報…YSK(高等選挙委員会)は、イスタンブルの区選挙管理委員会が、CHP(共和人民党)の区大会開催を認めなかった決定について、「完全な違法性」を主張する権限を行使して撤回を求めるCHPの申し立てに関し話し合うために会議を招集した。会議は2時間続き、YSKはCHPの申し立てを受け入れ、区大会の継続許可を決定した。ただし、CHP県支部長は依然として代理人が務める。
CHP(共和人民党)は、サルイェル・トゥズラ・バクルキョイ・バシャクシェヒル・アタシェヒルの各区における選挙組織が、イスタンブル第45第一審裁判所が2025年9月2日付でイスタンブル県大会に関して発出した仮差し止め命令に伴い、これらの区での党大会実施を禁ずる決定について、昨日YSKに異議申し立てを行った。
YSKではCHPの申し立てについて本日話し合いが行われた。YSKの議題には他の申し立ても上がっていたということだ。
■会議は2時間続いた
YSKの会議は2時間続き、16時40分頃に終了した。会議の後、YSKのアフメト・イェネル委員長から発表がなされた。
■YSKは1件受理、1件棄却
YSKはCHPの異議申し立てを受理し、区大会の継続許可を決定した。ただしYSKのイェネル委員長は、CHP県支部の運営は依然として代理人に委ねられると明らかにした。
イェネル委員長は、CHPの異議申し立てを受理したと明らかにし「話し合いの結果、サルイェル・トゥズラ・バクルキョイ・アタシェヒル・バシャクシェヒルの各区で選挙組織が開始した大会の差し止め決定は完全に違法であるため撤回された。各地域の党大会の継続許可を決定した」と述べた。
■CHPは何を求めて申し立てをした?
CHPは申し立ての中で、イスタンブル県党大会についてイスタンブル第45第一審裁判所が2025年9月2日付で発出した仮差し止め命令は「法的・実質的に執行が不可能な任務の簒奪」であり、この決定に沿ったサルイェル・トゥズラ・バクルキョイ・バシャクシェヒルの各区の選挙管理委員会の決定も「完全な違法性」を形成していると主張した。
CHPは申し立てで「YSKによって任務の簒奪、イスタンブル第45第一審裁判所が2025年9月2日付で発出した仮差し止め命令が実質的に・法的に不可能であるという理由で執行され得ないことが確認されること。サルイェル・トゥズラ・バクルキョイ・バシャクシェヒルの各区の選挙管理委員会による決定も、完全に違法であるため撤回されること」を求めた。
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翻訳者:神谷亮平
記事ID:60735