エジプト:スィースィー大統領、著名な政治犯を含む複数の受刑者に恩赦
2025年09月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト..活動家アラー・アブドゥルファッターフは釈放され、自宅に到着
【ワシントン:本紙】
ブロガーのアフマド・ドゥーマ氏は、活動家のアラー・アブドゥルファッターフ氏が釈放され、家族の待つ家に到着したと配信した。
ドゥーマ氏は自身のフェイスブックに「アラー・アブドゥルファッターフ氏は自宅にいる」と投稿した。
エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は昨日、政治活動家アラー・アブドゥルファッターフ氏ほか3人に恩赦を与える決定を下した。
この決定は、恩赦を求める国家人権評議会(NCHR)の要請に応じたもので、これにより関連する憲法上および法律上の手続きを完了した後、多数の受刑者に対し、服役中の刑期の残余期間についての大統領恩赦が与えられる。
本決定で、アラー氏に加えて、サイード・マグリー・ダウ・アリーワ氏、カラム・アブドゥッサミーア・イスマーイール・サアドゥニー氏、ワラー・ガマール・サアド・ムハンマド氏が釈放された。
エジプトの政治活動家アラー・アブドゥルファッターフ氏の母で学者のライラ・スウィーフ氏は、昨年9月から数か月間、息子の釈放を求めてハンガーストライキを行った。
スウィーフ氏は、娘のモナさんから、自身の命と家族のためにハンガーストライキを止めるよう強く求められ、昨年7月にストライキを終了した。
過去10年の大半を獄中で過ごしたアブドゥルファッターフ氏は、英国生まれの母親を通じて、2022年4月に英国国籍(市民権)を取得した。
彼は2011年の1月革命を主導した活動家の一人で、「虚偽情報流布罪で5年服役した。
そして2019年9月28日、1日12時間の保護観察処分を受けている最中に、居住地を管轄する警察に逮捕された。
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翻訳者:山西茉由子
記事ID:60811