ネタニヤフ、空席の中で演説-国連総会
2025年09月26日付 Cumhuriyet 紙
国連総会の場で、ネタニヤフ首相に抗議した多数の国の代表が議場を後にした。会議が行われていた議場が空席となった様子は、注目を集めた。
国連総会の会議において、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が演説を始めると、多くの首脳は議場を退出し抗議の意思を示した。
ガザ地区において2023年10月7日以降行われてきた攻撃や人道支援の搬入妨害により、人道的惨事を引き起こしたネタニヤフ首相は、国連総会で反発に直面した。
ネタニヤフ首相が国連第80回総会で演説を行うために議場に入ると、多数の国の首脳が退出し始め、議場の大部分が空席になる様子が見受けられた。
建物の入り口に集まっていた複数人の抗議者も、中に入ろうとする国の代表らに「なぜネタニヤフの言葉を聞きに来るのか」と抗議した。
ガザ地区においてジェノサイドに相当する攻撃が続いているとして、国際社会からの圧力に直面しているイスラエルの首相は、演説が抗議の声で遮られてしばらく始めることができず、演説の合間には議場からざわめきが大きくなるのが聞こえた。
ネタニヤフ首相の演説中、イランの代表団はイスラエルがイランに向けて行った攻撃により命を落とした市民らの写真を机上に置いて退出した。
同首相は、演説の中でガザ、レバノン、イエメン、そしてシリアに向けてイスラエルが行ってきた攻撃に言及する中、イランは全世界にとって脅威であり、その攻撃は正当なものであると擁護した。
◾️演説はスピーカーを通してガザにも
イスラエルのネタニヤフ首相の第80回国連総会での演説は、ガザのパレスチナ人へ各地に設置されたスピーカーを通して届けられた。
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翻訳者:関口ひなた
記事ID:60842