レバノン:暗殺の数日前に撮影されたナスルッラー師の最後の写真が公開

2025年09月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノンのテレビ局が暗殺の数日前に撮影されたハサン・ナスルッラー師の最後の写真を公開

【ベイルート:本紙】

レバノンのテレビ局「マヤーディーン」は、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー(元)書記長を撮影した最後の写真を公開した。同局によると、これは同師が暗殺される数日前に撮影されたものだという。

同局は、この写真はヒズブッラーの作戦本部で撮影されたものだと述べた。

これに先立ち、イスラエルの軍事検閲当局は、「バター作戦」と名を冠されたナスルッラー師の暗殺作戦に関する新たな情報と詳細の公開を許可した。

またヘブライ語ウェブサイト「ワッラー・ニュース」の詳細な調査によって、「ナスルッラー師の暗殺の数日前に、同師の所在と移動経路に関する報告がテルアビブに届いたため、最高レベルで暗殺の決定が下された。トンネルを含む建物群に対して14回の空爆が実施され、脱出の可能性がある避難口まで標的とされた。一方で、同師や同師の随伴者らに対するあらゆる救出作戦を阻止するため、イスラエルによる爆撃は数日にわたって続いた」ことが明らかになった。

イスラエル政府系の複数の治安筋は、暗殺を目的としたナスルッラー師の追跡はイスラエル参謀本部諜報局および「モサド」によって、2006年の戦争の直後に開始されたと指摘した。



この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:藤田琉生
記事ID:60858