スーダン:医師ネットワークが即応支援部隊を集団虐殺の実行で非難
2025年09月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダン医師ネットワークが即応支援部隊を集団虐殺の実行で非難
【ハルツーム:ドイツ通信社】
スーダン医師ネットワークは、準軍事組織である即応支援部隊を集団虐殺の実行で非難した。同ネットワークが指摘したのは、被害を受けている地域は、北ダルフール州の州都ファースィル、および南・西・北コルドファンの地域であり、そこは即応支援部隊が支配しているということだ。なお、集団虐殺とは、国籍・人種・宗教を理由に、集団を意図的かつ体系的に破壊することであり、その破壊が全面的であれ部分的であれ該当する、とされている。
ネットワークの報道官アフマド・ヌール・ラカムッラー氏は、即応支援部隊による住宅地域への「標的を定めた砲撃」と、ファーシルでの50万人以上の民間人への包囲と飢餓へと追い込んだことを「集団虐殺の罪」と表現した。またスーダン医師ネットワークは、即応支援部隊を集団殺害でも非難した。
さらに、南・西・北コルドファンにおいても、同部隊は住民を包囲、強制的な移住、そしてアイデンティティを基にした殺害にさらした、と同ネットワークは述べた。ラカムッラー氏は、これらは孤立した事例ではなく、集団虐殺と人道に対する罪に対する意図的な政策の一部であると語った。しかしながら、そのような違反を決定する権限を持つのは国際裁判所だけである。
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翻訳者:次良丸紗智
記事ID:60904