マリ:マリ首相が国連総会でアルジェリアの「国際テロ支援」を批判
2025年09月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■マリ首相が国連総会でアルジェリアを鋭く批判
【国連:AFP通信】
マリのアブドゥッラー・マイガ首相は金曜日、国連の檀上から、アルジェリアがマリ軍所属のドローンを撃墜したとして、同国が「国際テロ」を支援していると非難した。
また、「我々は傍観しておくつもりはない。我々は、我々に向けられたすべての弾丸に対して同様に応え、全ての罵りに対しても同様に応えるだろう」と述べた。
また同首相は国連総会のスピーチのなかで、アルジェリアに対し、「国際テロ」を支援するのをやめ、平和の実現に断固として取り組むよう呼びかけた。
4月より、マリの北の隣国であるアルジェリアが自国の軍用ドローン1機を撃墜したと非難しており、同機がマリの砂漠地帯の自国領空を飛行していたと述べた。
しかしアルジェリアはこの主張を否定し、このドローンがアルジェリアの領空に侵入したと述べた。
マリはその後国際司法裁判所に訴えを提起し、アルジェリアの高官らはこの動きを「無礼」であると評した。
マリでは2012年以来治安の混乱が続いており、国土の大半がジハード主義勢力や犯罪集団による攻撃の的となっている。
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翻訳者:新堀恭平
記事ID:60913