スーダン:難民キャンプの避難民95人、飢えと病気により死亡
2025年09月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■民衆委員会:エル=ファーシルのアブー・シューク難民キャンプの避難民95人が、飢えと病気により死亡
【ハルツーム:アナトリア通信】
スーダンの民衆委員会は日曜日、エル=ファーシル市のアブー・シューク難民キャンプで、過去40日の間に、幼児73人を含む95人の避難民が飢えと病気によって死亡したと発表した。
アブー・シューク難民キャンプの緊急対応室(民衆委員会)は声明で、「5歳未満の幼児73人と高齢者22人以上が過去40日間に飢えと病気により死亡した。彼らはアブー・シューク難民キャンプの避難民だが、そこから避難して、スーダン西部の北ダルフール州の州都であるエル=ファーシルの避難所や住宅地に逃れていた」と述べた。
声明はさらに、「エル=ファーシルの住民の治安・人道状況は複雑で、基本的サービスの欠如が憂慮されている。特に、タキーヤと呼ばれる共同炊き出し所から孤立した避難民は、水や食料の供給がなく、医療サービスも不足している」と述べている。
声明は、「市内のすべての地区や通りに散乱する遺体によって、健康上の災害が発生する恐れがあるが、治安状況により遺体の埋葬すらできない」と警告した。
また声明は、人権分野で活動する国際・人道団体に対し、非武装の市民が紛争地から無事に退避できるよう、安全な通路の確保を強く求めた。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:喜多見咲
記事ID:60926