イランは核兵器を製造する意思はない;我々は検証の用意ができている(2)

2025年09月25日付 Hamshahri 紙

―続き―

◆ヨーロッパ諸国との関係性強化は、我々が意図したようには進まなかった

 ペゼシュキヤーン大統領は、現地時間2025年9月24日(水)午後、ニューヨーク訪問の一環で、フィンランド大統領のアレクサンデル・ストゥブ氏と面会し、「私は常にイラン国内の統一強化および世界との協力拡大に努めてきた」という説明と共に、このように述べた。「欧州諸国との関係性強化は、欧州3国がスナップバックを実施しようとしている今日に至るまで、我々が意図したようには進んでいない」

 同氏は「イランは核兵器を製造する意図は全くなく、それゆえにこの分野における透明性確保に関する問題も持ち合わせていない」という説明と共に、このように付け加えた。「アメリカおよびヨーロッパの国々による保証違反と、交渉の最中のイランへの軍事攻撃を鑑みると、西側諸国へは不信感がある。しかし、外交がこの不信感を解決するための唯一の道であると信じている」

 同氏は「多国間主義の広まりと一国主義の回避は、国際交流のレベルを高め、強化する最も効果的な解決方法だ」という説明と共に、こう説明した。「特に国連をはじめとする国際機関は平和と安寧を確立し守るためにこれまで以上に責任ある行動をとるべきだ。特に、シオニスト政権による犯罪行為を止めるため、実践的で効果的な措置をとるべきである」

 フィンランド大統領、アレクサンデル・ストゥブ氏もまた、この面会の中で「世界規模のこの問題に打ち克つための唯一の道は、外交的な文脈における対話と相互理解である」と強調し、このように述べた。「我々は真の多国間主義を必要としている。世界が一国主義を克服していく状況の中で、多極主義が多国間主義にとって代わることを許してはならない」

―了―


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翻訳者:NK
記事ID:60945