ジョージアで選挙危機

2025年10月06日付 Cumhuriyet 紙

ジョージアで第1野党議員たちがボイコットした地方選挙は、緊張の舞台となった。首都トビリシで何万人もの人は、政府の抑圧的政策に対して通りに繰り出した。デモ参加者たちが大統領府まで歩くと、警察は放水と催涙ガスで干渉した。

ジョージアで第1野党陣営がボイコットした地方選挙は、この国を再び混乱させた。首都トビリシで何万人もの人は、政府の抑圧的政策に抗議するため通りになだれこんだ。

警察は、大統領府に押しかけようとする人々に対して放水と催涙ガスで干渉した。

土曜日に行われたデモの間に何人かの参加者は、大統領府の門を壊して中へ侵入しようとした。警察は、群衆を解散させるために大量の水と催涙ガスを使用した。

内務省は、この行為が「デモ法」に反すると主張したが、詳細を明かさなかった。

■EUへ統合するジョージアを望んでいる

トビリシの中心に集まったデモ隊は、ジョージア国旗とEU加盟を支持するプラカードを持っていた。

デモ参加者は、与党「ジョージアの夢」がこの国を民主主義とヨーロッパという目標から遠ざけ、ロシアに近づけていると主張した。

デモ参加者のソフィオ・アサティアニさんは、AP通信に行った会見で、「権利と独立のため、私たちはここにいる。モスクワ政府に操られた日々に戻りたくはない。」と述べた。

■EU加盟プロセスは棚上げ

「ジョージアの夢」政権は、昨年、EUとの加盟交渉を停止し、この決定は国全体に怒りをもって迎えられた。このプロセスで行われた抗議に治安部隊が厳しい干渉を行い、多数の逮捕者と負傷者を出した。

市民社会組織と独立メディアを標的とした政府の新法も、ロシアでの独裁的な法整備に似ているとして批判されている。

ジョージアのデモ組織者の一人である有名なオペラ歌手パアタ・ブルチュラゼ氏は、人々に向かって、「もはや政権を人々の手に取り戻す時が来た。」と述べた。

野党は、地方選挙を「平和的革命」という呼びかけでボイコットした。中央選挙管理委員会の最初のデータによると、その日の午前中の投票率は30%を下回った。

国際監視団は、トビリシ政府を「ロシアモデルでの独裁化」で非難する一方、野党は、このプロセスがこの国のヨーロッパという目標を危険に晒していると強調した。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:新井慧
記事ID:60957