モロッコ:ガザ地区での停戦を祝うデモ

2025年10月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

■各地でパレスチナの大義への連帯デモ、ガザでの停戦を祝う

【ラバト:本紙】

金曜日、数千人のモロッコ人がパレスチナの大義に連帯し、ガザ地区での停戦を祝うためのデモに参加した。

これらの集会とデモ行進は、「パレスチナのための行動グループ」や「支援と擁護のためのモロッコ・イニシアチブ」といった民間団体の呼びかけに応じて組織されたものであり、参加者たちはガザのパレスチナ人への継続的な支援を表明した。

デモが行われた都市には、西部のラバト、北部のマラーキシュ(マラケシュ)、中部のアガディールなどが含まれる。

デモ参加者らはパレスチナとモロッコの国旗を掲げながら、ガザでの停戦を祝うスローガンを唱え、この戦争においてパレスチナの諸派が「勝利した」とみなした。

スローガンのなかには、「ラバトからガザへ──抵抗と誇りを!」「ガザは勝利した!」「ガザは誇りの象徴だ!」といったものがあった。

また参加者らはパレスチナおよびその大義への連帯を示す横断幕を掲げ、イスラエルの国旗を燃やし、イスラエルとその対パレスチナ政策に反対する声を上げた。

デモの合間には、パレスチナの抵抗を支持するスピーチや詩の朗読、芸術的なパフォーマンスが行われ、パレスチナの象徴的人物たちの写真も掲げられた。

2025年10月10日、ハマースとイスラエルの間で停戦合意が発効した。これはドナルド・トランプ米大統領の提案した計画に基づき、イスラエル軍のガザからの段階的撤退、人質の相互解放、人道支援物資の即時搬入、ハマースの武装解除を定めている。

この合意によって、イスラエルが米国の支援のもとでパレスチナ人に対して2年間にわたって実行してきたジェノサイドに終止符が打たれた。このジェノサイドにより、そのほとんどが子どもと女性である67,967人が死亡、170,179人が負傷したほか、民間インフラの約90パーセントも破壊された。


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翻訳者:秦智子
記事ID:61022