北京・東京、緊張高まる

2025年11月25日付 Milliyet 紙

中国と日本間でますます緊張が高まる中、双方から発言の応酬が行われた。中国の王毅外務大臣は、日本の高市早苗総理大臣が台湾に向け想定される中国の攻撃に際して日本政府が軍事的対応をしうると述べたことに対して、厳しい反応を示した。

王外相は当の発言を「衝撃的な問題だ」とした上で、日本が「一線を越えた」と述べた。日本の小泉新次郎防衛大臣は、台湾の東海岸から108キロメートルに位置する与那国島に中距離対空ミサイルシステムを配備する準備を進めていると発言し、「我が国に向けた武装攻撃の可能性を抑えることに寄与しうる。このことが緊張状態を深刻化させるとの見解は正しくはない」と声明を出した。

中国の毛寧外務省報道官は、日本のミサイルシステム配備について反感を示すとともに「中国の台湾に近い南西の島々を武装化するのは緊張を高める意図的な行動である」と述べた。同報道官は「中国は、外部勢力が我が国の台湾地方に干渉したり、日本の軍国主義が再活性化することは一切認めない。中国は確固とした決意をもっており、領土主権を行使する防衛力を持っている」と続けた。日本の高市首相は11月7日に衆議院の場で、台湾海峡に向けた軍事介入が自国の存続に向けた脅威と見做し得る、と発言していた。


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翻訳者:安孫子織絵
記事ID:61193