パレスチナ:イスラエル占領軍がトゥーバース県の難民キャンプに突入
2025年11月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル占領軍が難民キャンプに暮らすパレスチナ人住民に強制退去を強いる
【トゥーバース:本紙】
イスラエル占領軍が、ヨルダン川西岸北部のファーリア難民キャンプに突入し、パレスチナ人住民に強制避難を強いている。
イスラエル軍は金曜日、占領下ヨルダン川西岸北部トゥーバース県のファーリア難民キャンプに突入した。目撃者らによれば、これは3日目に入った継続的な軍事作戦の一環だという。
目撃者らによると、イスラエル軍の大部隊は過去2日間にわたりキャンプ周辺に展開していたが、金曜日にキャンプ内へ入り、住民宅に対する大規模な家宅捜索を開始した。同時に、歩兵部隊が路地や通りに広く展開したという。
部隊は住宅内で綿密な捜索活動を行ったため、厳重な展開によって住民の移動が制限され、キャンプ内には緊張が広がっているという。目撃者らはまた、軍がキャンプ内の複数のパレスチナ人家族に自宅からの強制的な避難を強いたと指摘した。
これに関連して、イスラエル軍は金曜未明、トゥーバース県のタムーン町から撤退した。地元住民によれば、2日間続いた侵攻は大きな破壊を残し、特に東部でインフラ被害が深刻となったほか、住民の財産にも広範な損害が及んだという。
トゥーバース県ではこの3日間、複数地域への突入が続くとともに、県の出入り口の封鎖や移動の厳しい制限が課されている。家宅捜索や拘束の際に住民への暴行があり、負傷者が数十人に上ったという。
さらに目撃者らは、イスラエル空軍の航空機が機関銃で実弾を発射したが、標的となった目標は報告されていないと述べた。
こうした動きは、2年以上続くヨルダン川西岸でのイスラエル側の緊張激化の一環で、突入、拘束、暗殺などが繰り返されてきた。これは、2023年10月8日にガザ地区で始まり2年間続いたとされるジェノサイド戦争と並行して進行した。
パレスチナ側の公式統計によれば、2023年10月8日以降、ヨルダン川西岸では軍や入植者による攻撃でパレスチナ人1,083人以上が死亡し、約1万1千人が負傷し、2万500人を超える人が拘束された。
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翻訳者:喜多見咲
記事ID:61209