我が国の水道事業広報担当;テヘランは数カ月以内に水供給の維持が困難に
2025年11月09日付 Jam-e Jam 紙

我が国の水道事業広報担当者は、全国的に、特にテヘラン州で秋の降雨不足が深刻化していることを警告し、「テヘランのダムの現在の貯水量は、今後数ヶ月水を安定供給するには不十分であり、降雨不足が続く場合は水の使用量の管理を10%強化する以外に選択肢はない」と述べた。
(ジャーメ・ジャム・オンライン)我が国の水道事業の広報担当者イーサー・ボゾルグザーデ氏は、秋の降雨量不足の予測が現実のものとなったことに言及し、「残念ながら、予測通り、国内のほとんどの地域が大雨に見舞われた一方で、テヘランではほとんど雨が降らなかった。このため、例年はダムに流れ込んでいた水資源や流入量が、現在は確保できていない状況だ」と述べた。
同氏はさらに、「この状況は、国内の一部地域、特にテヘランでより深刻だ。テヘランのダムに現在貯留されている水量では、今後数カ月間、安全かつ確実に供給を続けるには到底充分とは言えない。そのため、この点に関して特別な対策を策定し、実施する必要がありる」と付け加えた。
今後数カ月間の水不足の長期化に関するエネルギー省の悲観的な見通しに言及し、ボゾルグザーデ氏は次のように話した。「この見通しに基づき、テヘラン市民の水道利用に問題が生じず、テヘラン州とアルボルズ州への持続的な水供給が阻害されないよう、従来の目標より10%厳格な消費管理を実施せざるを得ない」
ボゾルグザーデ氏は、テヘラン州の現在の水消費量を毎秒33.5立方メートルであると説明し、内訳を加えた。「このうち、毎秒約16立方メートルは地下水源から、毎秒17.5立方メートルは地表水源から供給されている。試算によると、毎秒約7.5立方メートルはターレガーンダムから、そして毎秒約7立方メートルはラティヤーンダム、マームルーダム、ラールダム、アミールキャビールダムからの適時の取水によって供給されている。全体として、毎秒約3立方メートルの水不足に直面しており、消費管理の実施によってこれを補填する必要がある」
エネルギー省の発表によると、ボゾルグザーデ氏は次のように強調した。「大統領も述べられたように、水資源の不足は深刻であり、消費管理以外に解決策はない。したがって、エネルギー省は、取水や消費に対しより広範な制限を課す事態を避けるため、すべての市民、特にテヘラン市民に対し、これまで以上に消費管理の実施に協力するようお願いする」
ボゾルグザーデ氏は最後に、「消費管理の分野で設定された目標が達成されなければ、水の供給にさらなる制限を課さざるを得なくなる。もちろん、事前に通知した上で実施される」と述べた。
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翻訳者:HR
記事ID:61234