アルジェリア:エジプト外務副大臣がワフラーン安全保障フォーラムに参加

2025年12月03日付 Al-Ahram 紙

■エジプトの外務・移住・国外移住者副大臣が第12回アフリカ平和・安全保障ワフラーン・ハイレベルフォーラムに参加

【カイロ:本紙】

アブー・バクル・マフムード外務・移住・国外移住者副大臣は、アルジェリアの首都で開催された第12回アフリカ平和・安全保障ワフラーン・ハイレベルフォーラムに出席した。同副大臣はそこで、アブドゥッラティーフ・ラーイフ駐アルジェ・エジプト大使を含む代表団の長を務めた。

副大臣は、「アフリカ大陸におけるテロとの戦いの努力」と題されたセッションにメインスピーカーとして参加し、国家レベルでテロの脅威に立ち向かうエジプトの取り組みについて詳細な説明を行った。さらに自国政府が軍事・思想・経済の側面を有した包括的アプローチを採用していることに焦点を当てたほか、ガバナンス原則の強化が、これらの(テロ)現象に対する成功裏の対応に大きく寄与したと説明した。さらに副大臣は、同様の観点から、イデオロギー的過激主義および思想的過激化のあらゆる形態に対処する取り組みを強化するうえで、アズハル過激主義対策オブザーバトリーが果たしている重要な役割について強調した。

同様に、フォーラムに参加しているアフリカ諸国に対して、エジプトが、同様の視点から地域的協力の枠組みを深化させ、強化するために必要なあらゆる努力を払う用意があると表明した。また紛争解決及び平和維持・構築のためのカイロ国際センター(CCCPA)やエジプト開発パートナー庁(EAPD)が組織した講座やカイロ陸軍士官学校での訓練を通し、アフリカの友好諸国とともにテロとの戦いを支援したエジプトの取り組みに関してブリーフィングを行った。またテロとの戦いの問題はアフリカ大陸全体に関わることであるため、エジプトが同様の支援を継続する用意があると明らかにした。

副大臣は、フォーラムのその他のセッションでも、アフリカ大陸、特にスーダン、ソマリア、サハラ地域における安全保障状況をめぐる自国のビジョンについてもブリーフィングを行った。

さらに副大臣は、セミナーに関連して、アルジェリア外務省のサルマー・マンスーリー・アフリカ担当外務副大臣と面会した。会談では、様々なレベルでの二国間関係の強化の手段について協議された。またアフリカ大陸が経験している諸議論に関しても意見交換がなされた。そして、副大臣は、アルジェリア政府の素晴らしいもてなしや、フォーラムの開催期間を通じた卓越した運営体制に対して感謝の意を表した。


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翻訳者:小林友哉
記事ID:61236