イスラエル:ネタニヤフ首相が戦争の終結を否定

2025年10月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イランのミサイルが将来米国に到達する可能性…ネタニヤフ首相:「ガザでの戦争は終結に向かっているが、まだ終わっていない」

【テルアビブ:本紙】

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、10月7日の攻撃から2年を迎える前夜、米国のユダヤ系ジャーナリストであるベン・シャピーロ氏のポッドキャストでのインタビューで、「我々は戦争の終結に近づいているが、まだ終わっていない」と述べた。

翌火曜日、イスラエルの『イェディオト・アハロノト』紙は、ネタニヤフ氏が発言の中で人質の人数を取り違えたと報じた。ハマースにガザで拘束されている人質は48人いるにもかかわらず、同氏は「ガザで始まったことは、我々の人質46人の解放と、テロ組織ハマースの統治に終止符を打つことによって、ガザで終わるだろう」と述べた。また同氏は、「そのうち20人は生存している」とも述べ、これはイスラエルで公的に把握されている数字だとした。

さらに同氏は、「ハマースはまだ壊滅していないが、そこに到達する。ロケット弾がこちらに向けられている中で、戦争を終わらせ、ハマースを権力の座に残しておくことは不可能だ」と述べた。

同じインタビューでネタニヤフ氏は、イランが製造するミサイルは「将来的に米国に到達し得る」と主張し、「イスラエルは事実上、米国を守っている」と述べた。さらに「あなた方の都市を脅かすために、核搭載の大陸間弾道ミサイルを開発しようとしたのはイランだ。私たちはトランプ氏の支援を受けて、この計画を頓挫させた」と語った。

同氏はまた、「イランは射程8,000キロのミサイルを開発している。そこにさらに3,000キロを加えれば、ニューヨーク、ワシントン、ボストン、マイアミ、さらには(フロリダの)マー・ア・ラゴまでも核目標として狙うことになる…イスラエルはそれを阻止した」と付け加えた。


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翻訳者:山西茉由子
記事ID:61251