パレスチナ:ガザ地区の死者7万人超す、イスラエルは停戦後も攻撃

2025年12月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルによるガザ南部と東部への空爆と砲撃

【ガザ:アナドル通信社】

イスラエル占領軍は火曜日、ガザ地区南部および東部の複数の占領地域に新たな空爆と砲撃を行った。

占領軍はガザ地区南部ラファフ市西部の支配地域に激しい空爆を実施し、大砲が同市東部に向けて砲弾を発射した、と目撃者らは語った。

南部の都市ハーン・ユーニスの沿岸海域ではイスラエルの軍艦が発砲し、地域の避難民はパニックに陥った。

目撃者らの証言によると、ガザ市東部のシュジャーイーヤ地区では、イスラエル軍は複数のドローン(無人機)による激しい攻撃を加えながら、(地上での)破壊活動を実行していた。

この展開(イスラエル軍の断続的な攻撃)は、ハマースとイスラエルの停戦合意発効後も続いている。ガザ停戦によりイスラエルは、合意エリア(イエローライン後方)撤退したが、エリア外のパレスチナ人を標的にした合意違反を続け、多くの死傷者が出ている。

停戦合意によって2023年10月8日から続くイスラエルによる大量虐殺は終わるはずだった。

イスラエルの大量虐殺により、パレスチナ人の死者は7万人を超え、負傷者は17万1千人に上る。その大半が子どもと女性である。国連は、イスラエル軍の攻撃で甚大な被害が出ているガザ地区の復興費用として約700 億ドルが必要だと試算している。


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翻訳者:原ななみ
記事ID:61259