パレスチナ:エルサレム近郊でパレスチナ人の少年2人がイスラエル軍に銃撃される
2025年11月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エルサレム近郊でイスラエル軍の銃撃によりパレスチナ人の少年2人が死亡
【ラーマッラー:アナトリア通信】
パレスチナ保健省は金曜日、占領下ヨルダン川西岸のエルサレム北西に位置するジュダイラ町で、イスラエル占領軍の銃撃により16歳の少年2人が死亡したと発表した。
同省はパレスチナ通信社『ワファー』が引用掲載した声明で、死亡したのはムハンマド・アブドゥッラー・タイムくん(16)とムハンマド・ラシャード・ファドル・カースィムくん(16)であると伝えた。彼らは昨夜、ジュダイラ町のハーラ・ファウカ地区で占領軍から激しい実弾射撃を浴びせられ、その後、遺体は占領軍により収容されたと述べた。
一方、イスラエル軍は声明で「木曜日、ジュダイラ地区で第636部隊が実施した待ち伏せ作戦の最中、幹線道路に向けて火炎瓶に点火し投げつけた2人を確認した」としつつ、「イスラエル軍の部隊が両人を無力化したが、我々に負傷者はでなかった」と発表したが、2人の負傷の程度やその後の扱いについては言及しなかった。
イスラエル放送局は、イスラエル軍が「2人を殺害した」と伝えた。
またエルサレム県は声明で、「分離・拡張壁付近のハーラ・ファウカ地区で、住民の家々に近接する場所にいたムハンマド・アブドゥッラー・タイムくんとムハンマド・ラシャード・ファドル・カースィムくんが占領軍から激しい実弾射撃の標的となった」と述べた。
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翻訳者:西山想詩朗
記事ID:61269