エジプト:アレクサンドリアで児童への性的暴行罪に問われた被告に死刑判決

2025年12月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アレクサンドリアでの児童に対する性的暴行の容疑で起訴されていた被告に死刑判決

【カイロ:本紙】

エジプトの裁判所は、アレクサンドリア県北部にあるインターナショナルスクールでの子どもへの性的暴行事件の被告に対し、捜査開始から10日足らずで死刑判決を言い渡した。

エジプト検察庁は声明で、アレクサンドリアの私立学校で複数の子どもの保護者からの通報を受け、捜査を開始したと発表した。通報者らは、校内の作業員が別室で子どもたちに性的暴行を加えたと主張していたという。

検察は、子ども本人・保護者・証人の供述を聴取し、現場となった部屋を検証したうえで、子どもを法医学局に送致したところ、診断結果として供述内容と一致する負傷が認められたと明らかにした。。

さらに検察によると、被疑者が取り調べのなかで被疑事実を認めたため、検察は彼の拘束を決定した。その後、わいせつ行為をともなった未成年者略取に関連する重罪で、管轄の刑事裁判所に被疑者を起訴し、極刑を求刑した。

検察は、捜査開始から死刑判決までわずか10日しか要しなかった点について、「同様の卑劣な行為を企てる者への明確なメッセージである」と指摘し、「子どもの保護とその権利の保護に全力で取り組み、児童に対するいかなる暴力を容認しない」姿勢を示した。

事件は、アレクサンドリア東部マンタザ地区にあるインターナショナルスクールで、幼児教育段階に在籍する3人の女児と1人の男児の保護者らが、自身の子女が校内で性的暴行を受けたとする被害届を出したことから発覚した。直ちに被疑者の身柄が拘束され、捜査機関に送致された。

1967年生まれで学校の苗床管理作業員として働いていた被告 「S・K・R・M」 は、当初児童への加害を否認し、「自分の子どものように抱きしめたりキスしたりしただけである」と主張していた。

エジプト教育・技術教育省は、事件を受け、同校を財務・行政面での監督下に置いたと発表した。

また同インターナショナルスクールに通う児童らの弁護団は、被害児童および家族に対する新たな侵害を生じさせないよう強く警告した。


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翻訳者:大木穂花
記事ID:61270