ガザ:部族連合が老朽化したテントに代わりキャラバン住宅の導入を求める
2025年12月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ガザの部族連合、避難民用テントの限界を指摘し仮設住宅導入を求める
【ガザ:アナトリア通信】
ガザ地区では土曜日、部族や氏族、家族の代表らで構成される「部族・氏族・家族全国集会」が、イスラエルによるジェノサイド戦争で破壊された住宅の再建が長期化している現状を踏まえ、避難民が暮らす老朽化したテントを、移動式住宅(キャラバン)に置き換えるよう求めた。
この要請は、同集会がガザ市で開催した会議において、部族問題最高部門の委員長であるアブー・サルマーン・ムグニー氏が行った演説のなかで示された。会議は、3日間にわたりガザ地区を襲った低気圧が収束した翌日に開かれたもので、公式発表によると、この低気圧の影響でパレスチナ人14人が死亡、1人が行方不明となり、5万3,000張りのテントが全体または一部損壊し、あるいは浸水した。
ムグニー氏は演説で、「皆さんの目の前にあるこれらのテントは、中で暮らす人々を守ることができない」と述べた。
さらに低気圧の期間中、多くのテントが雨水で浸水したことに触れ、「テントは避難民を守る手段として、まったく不十分であることが証明された」と指摘した。
また、「これらの老朽化したテントは、(ジェノサイドによって)家を破壊された我々にとって、せいぜい数日間役立つのみである」と述べた。
そのうえで、老朽化したテントに代えて移動式住宅を提供するよう改めて求め、「ガザの復興には長い時間がかかる。再建が終わるまで、我々はテントで暮らし続けることはできない」との見解を述べた。
さらに同氏は、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー(シーシー)大統領に対し、破壊された住宅の瓦礫撤去と、その跡地へのキャラバンの設置に向けて取り組むよう呼びかけた。
この点について同氏は、「我々が求めているのは、破壊された各住宅について、再建までの間、そのそばにキャラバンを設置できるだけの空間を整地してほしいということだけだ」と述べた。
一方でムグニー氏は、イスラエルが構想しているとされる、人の出入りを自ら管理するいわゆる「人道都市」の建設に対する拒否を表明し、これを「ガザ地区外への強制移住に向けた最初の兆候だ」と批判した。
(後略)
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翻訳者:古内遼太
記事ID:61311