ビラル・エルドアンか、フィダンか―エルドアン、後継争い?
2025年12月18日付 Cumhuriyet 紙
レジェプ・エルドアン大統領の息子ビラル・エルドアン氏は近頃発言を控えることがある。最近では慌ただしく公正発展党(AKP)の内外至る所に姿を見せている。
12月14日、日曜日、エルドアン大統領の息子は以下のように話した:
「我々は大方、身内の不穏な者たち、信用に値しない者たち、反逆者たちに与えた特権によって、大統領の力とエネルギーを削いでしまった。この国の国外における力とエネルギーを削いでしまった。」
そしてさらに、以下のように続けた:
「我々の国において容易に裕福になった人々の例を提示しない必要がある。我々が容易く裕福になった人々の例を示したとき、社会は崩れてしまう。」
気高い競争相手のリーダーは、初めての選挙で権力を握ろうとしている!
最新の2つの選挙で基本戦略と選択肢を削除、あるいは解体することに努めるAKPで興味深いプロセスが話題となっている。閉じられた扉の後ろでエルドアン大統領の後継が議論されている。その中にはエルドアン大統領自身もいる!
過去に娘婿たちから始まり様々な候補が取りざたされた。現状は二人に絞られた:
■ハカン・フィダンとビラル・エルドアン!
10年以上MITの長を務めるフィダン氏はもう若いとは言えない。アンカラのかなり限られた界隈で以下のような投げかけがされているのをきく:
「我々はハカン・フィダンのために人を集めている。我々に参加しますか」
AKP政権下で、聴聞を含む追跡行為というのは、ただ野党を監視する目的で行われているのではない。党内の出来事を把握し、対策をとるためにも行われている!
フラッシュTVのあとに行われたハベルトゥルクへの捜査もそのための先制攻撃であると表現することは言い過ぎではない。
注目を引く状況がまた一つある:
政権寄りのメディアはおよそ1ヶ月間ハカン・フィダン氏に記者会見やそれに値するような生放送における発言の場を提供していない!
ビラル・エルドアン氏が前に出てくると、、、長い間トルコ青年財団(TÜGVA)やトルコ青少年教育財団(TÜRGEV)のような完全なる政権の後ろ盾によって誕生した組織でインターンを経験したビラル・エルドアン氏は、夏の初めにインターンが終わったことを明言した。
その明言の仕方が堅かったため、反響もあった。のちに柔らかくしようとするも、あまり効果はなかった。アーチェリーとかなり親和性のあるビラル・エルドアン氏に今以下のことわざを伝える者がいなければ、我々が伝えましょう:
弓から放たれる矢、口から出る言葉、そして過去というものは元に戻らない!
ビラル・エルドアン氏は党内で自分が後継になることを望まない人たちに向けてその言葉を放ったのだろう!
ビラル・エルドアン氏が外国を訪問した際に、父(エルドアン大統領)の息子であること以外に公職に就いていないのにもかかわらず、席次を要求したことが、議論されている。大使たちはこの件に非常に悩まされているらしい!
エルドアン大統領が「ビラルは党首になれない」と主張する人たちにすぐに冷たくしたことも囁かれている。
エルドアン大統領はもちろん生きている間は権力の座についていたい。しかし党内では意見が二つにわかれているという情報がある。エルドアン大統領の悩みは自身の後継者の擁立だろう!
だが見ての通り、それがとても難しい!
エジプトではホスニー・ムバラク氏がその息子を、カザフスタンではナザルバエフ氏がその娘を後継者にしようとしていたが、うまくいかなかった。そしてトルコの民主主義の蓄積はこれらの国よりもさらに豊富だ。
我々も後継探しは行った。アイドゥン・メンデレス氏、アフメト・オザル氏、トゥールル・トゥルケシュ氏は最初に浮かんだ名前たちだ。エルダル・イノニュ氏は対象外だった。ファーティフ・エルバカン氏ははじめ政権の支持を得ていたが、後に政権の足かせがついているという、変わった経緯がある。
アンカラの数ある話題の中に後継争いも含まれている。
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翻訳者:岸本成美
記事ID:61314