モーリタニア:行き場を失った移民たち
2025年12月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■行き場を失った移民たち;モーリタニアは移民が欧州に到達する前に立ちはだかる閉ざされた門へと変化
【ヌアクショット:本紙】
2014年に、モーリタニアと欧州連合の間で大西洋を介して不法移民を抑制するための協力協定が締結されて以降、現地の状況は目に見えて変化した。
当局はこの協定を、人身売買対策と国境管理のための戦略的一歩であるとみなす一方で、西アフリカ諸国から来た数千人もの移民がモーリタニア国内で足止めされており、ヨーロッパへの旅を続けることも、自らの母国に戻ることもできない状態でいる。
この状況は、安全保障上の、法的、人道的な側面が錯綜する複雑な状況を生み出しており、これが移民の基本的人権にもたらす影響について人権団体から繰り返し警告がなされるなかで、受け入れ国における社会的、経済的影響への懸念も存在している。
西アフリカ諸国出身の移民らは、モーリタニア当局による不法移民対策の国境管理強化の影響で、自身らがモーリタニアで立ち往生していると明らかにした。この措置は、2014年にモーリタニアと欧州連合の間で協定が締結されて以降、西アフリカの大西洋沿岸を介して欧州に向かう不法移民の流入を抑制することを目的として実施されているものである。
この協定は欧州移住の試みをなくしたわけではないものの、現地の状況を深く顕著に変え、多くの移住の試みを失敗に終わらせた。
ヌアクショットや国内の他の都市で足止めされている移民らが以下のように語った。「私たちは包囲の状況に陥った。計画していた通りに欧州へ向かう経路に進むことができず、そして同時に母国へと戻ることもできない」。
(後略)
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翻訳者:東郷綾乃
記事ID:61326