オーストラリア:シドニーの銃撃犯らに立ち向かった英雄はイスラーム教徒のシリア系豪州人
2025年12月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■オーストラリアでの攻撃の実行者らに立ち向かったアフマド・アフマドとは何者か?
【シドニー:アナトリア通信】
日曜日、オーストラリア・シドニー市のボンダイビーチに恐怖や混乱が広がるなかで、イスラーム教徒であるアフマド・アフマドさんの名が広範な関心を集めた。オーストラリアの当局者らが彼の行動を称賛し、その勇気から彼を「英雄」と呼んだためである。
その評価は決して空白から生じたものではなく、むしろアフマドさんが武装攻撃に英雄的に介入し、攻撃者らの一人から武器を取り上げることに成功したのを受けたものだ。この攻撃は、16人の死亡と29人の負傷という結果をもたらし、オーストラリア社会を震撼させるとともに、世界的な反響を引き起こした。
事件に対する反応が広がるとともに、アフマド・アフマドさんの親族は、彼がシリア系のルーツを持つオーストラリア国籍者であること、また彼の介入が銃撃を止め、民間人の命を救おうとする純粋な人道的動機から生じたものであることを明らかにした。
事件は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のボンダイビーチで行われていた、ユダヤ教の祝祭「ハヌカ」の行事が行われている最中に発生した。同州のクリス・ミンズ首相は、襲撃者のうち1人が死亡したと発表した。
シリア系の出自と人道的動機
アフマドさんの親族の一人であるムスタファー・アスアドさんは、「アラビー・テレビ」によるインタビューで、アフマドさんがオーストラリア国籍を有しているが、シリア系の出自であり、北西部イドリブ県のナイラブ村出身であると語った。
アスアドさんによれば、アフマドさんは、武装した人物2人が通行人らに向けて発砲しているのを目撃し、「人道的動機」から襲撃に介入したという。
アフマドさんは肩と左手に計2発の銃弾を受け、治療のため病院に搬送された。
アスアドさんによると、彼の健康状態は安定しており、体内の銃弾を摘出するための手術を受ける予定であるという。
(後略)
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翻訳者:古内遼太、佐藤百合香
記事ID:61327