エジプト:スィースィー大統領、エチオピアにはナイル川からエジプトへの水流量の保証を求めるだけ

2025年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スィースィー大統領、エチオピアとの間に問題はない、求めているのはナイル川の水利用権の確保

【イスタンブール:アナトリア通信】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は土曜日、「エジプトはエチオピアとの間には何の問題もない。エジプトはナイル川の水利用権の確保を求めるだけだ」と強調した。

これは、スィースィー大統領がカイロで開催された「ロシア・アフリカ・パートナーシップ・フォーラム」第2回閣僚級会合に、アフリカ各国代表団の閣僚および団長らを迎えた際の発言である。エジプト大統領府が発表した。

スィースィー大統領は「エジプトはエチオピアの同胞たちとは何ら問題を抱えていない。われわれは、ナイル川の水利権の確保と、エチオピアのダムに関する法的拘束力を持つ協定の締結を要求しているだけだ」と述べた。

そして、「エジプトの政策は一貫している。エジプトは他国の内政に干渉しない。しかし、地域の安定を脅かす手法には断固として反対だ」と説明した。

また、「エチオピアとは意見の相違はあるが、エジプトは決してエチオピアに圧力や脅しをかけているのではない。問題を本質的に解決するには対話と政治的解決が不可欠である」と指摘した。

2011年に建設が開始された大エチオピア・ルネサンスダム(GERD)の貯水と運用をめぐり、エジプトとスーダン、そしてエチオピアの間で対立が続いている。カイロとハルツームは、GERDの貯水と運用について関係3カ国間の法的拘束力のある合意の締結を要求している。

一方、エチオピアは、「GERDの運用に合意を得る必要はない。GERDは他国の水利権を損なうものではない」と主張している。このため交渉は(2020年から)3年間膠着状態に陥った。2023年に協議は再開したが(合意に至らず)、2024年にはまたしても決裂した。


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翻訳者:佐藤百合香
記事ID:61332