シリア:新通貨の発行

2025年12月30日付 その他 - al-Arabiya 紙

■シリア中央銀行、新通貨の全詳細を公式発表

【シリア:本紙】

シリア中央銀行のアブドゥルカーディル・ハスリーヤ総裁は、通貨の安定強化、国民経済に対する信頼の醸成、そして持続可能な経済回復の道筋の支援を目的とした包括的な国家経済戦略の一環として、新通貨に関する実施細則を発表した。

ハスリーヤ総裁は、日曜日(28日)に開かれた会見で、新通貨の発行は、シリアの経済戦略に対する信頼醸成に向けたターニングポイントとなる、緻密な制度的努力の成果であると述べた。さらに同総裁は、中央銀行が新通貨の設計および発行にあたり、国際的な透明性基準を考慮したとしたうえで、それが専門性と責任に基づく基準のもと、シリア経済の将来に向けた新たな出発点を成すものであると付言し、国民経済を保護するためには中央銀行の独立性が不可欠であると強調した。

さらに同総裁は、通貨交換の基準として額面価値からゼロを2つ削除する方式を採用し、旧100シリア・ポンドを新1シリア・ポンドに相当させると説明した。また、シリア国営通信のSANAによると、通貨交換は2026年1月1日に開始され、90日間実施される予定で、必要に応じて延長可能とされているのに加え、交換は無料で行われ、いかなる手数料や税金も課されないという。

さらに同総裁は、年初から中央銀行のすべての取引が新通貨で行われることを強調したうえで、新旧両通貨が併存する期間中は、旧通貨を手放さないよう国民に呼びかけた。この期間、販売者には両通貨での取引が義務付けられるという。

そして同総裁は、新通貨の発行がシリア経済の回復における新たな礎となるものであり、明確な計画に基づいて、配布の仕組みや拠点があらかじめ定められていると説明した。また、今回の措置は通貨と通貨を交換するものであり、通貨供給量の増加を伴うものではないと強調したうえで、通貨の価値は適切な経済政策と財政規律によって維持されると指摘した。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:61391