集いの夜(1)

2025年12月20日付 Jam-e Jam 紙

 一年で最も長い夜は、皆が集い、ネット空間を離れて互いに訪問し合い、互いに気遣い合うための機会である。この行事は、昔と比べ多くの変化や変容を遂げたものの、ストレスの多い今日の生活の中で家族を結びつける接着剤のような役割を依然として果たしており、互いの健康状態を確認し合い、問題解決のために各自が役割を果たせるよう促すものとなっている。一方、家族はこれまで以上に、この夜の贅沢はその理念にそぐわないものであり、本来の目的から逸脱してはならないことを認識しなければならない。

 近頃、経済問題がヤルダー[冬至の夜]の行事に影を落としているとはいえ、果物やスウィーツ、菓子類の購入から地元の料理の調理、様々な飾り付けに至るまで、多くの家族がこの古来の儀式を執り行おうと努めている。専門家は、家族の年長者の自宅や公園、レストランなどで集まることが人々の相互交流を促進し、またこのことにより健康増進にもつながると強調している。これは、社会心理学の博士課程学生であり大学教授でもあるアリーレザー・シャリーフィー・ヤズディー氏も本紙のインタビューで強調していることである。同氏は次のように述べている。「我が国は伝統から近代への過渡期にあります。こうした生活様式がもたらした結果として、人間関係の希薄化や社会における個人主義と自己中心主義が拡大しています。実際、人々がより孤独で孤立する環境が形成されています」

 同氏によれば、この15年間で、人々がインターネットやSNS、また最近では人工知能にアクセスできるようになったことで、この孤独感や他者との関係の欠如はさらに強まった。他方で、人々は仕事や生計を立てることに忙しく、このことにより、親戚や知人、友人との距離が広がっている。したがって、この問題とは逆の方向に進み、人々を結びつけ、人間関係をより親密で持続的なものとさせるあらゆる出来事や動きは、我々の社会の現状において、個人主義の軽減に確実に大きく寄与するだろう。

◆ 思い遣りの極みの儀式

 長年にわたり、人々はヤルダーの前夜にこの行事に向けて様々な準備を整えるとともに、友人や知人に、一年で最も長い夜を共に過ごし、思い出に残る瞬間を刻むよう望んできた。シャリーフィー・ヤズディー氏は、これについて次のように述べている。「シャベ・ヤルダー、誕生日、ノウルーズといった、この種の行事は、一方で家族や知人を集め、他方で家族内の親子関係を強化する貴重な機会です。シャベ・ヤルダーはこうした絆を深めるための適切な手段となり得ます。家族はこの伝統を継承し、発展させる責務があります」

ー(2)に続くー


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翻訳者:KT
記事ID:61398