ガザ:正体不明のウイルス蔓延
2026年01月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ガザ保健医療関係筋:特定されていない呼吸器ウイルスの蔓延により、連日死亡者が発生
【ガザ:DPA通信】
ガザ地区の保健医療関係筋は月曜日、医療体制が深刻な資源不足に陥るなかで、住民の間で広がっている呼吸器系ウイルス感染の合併症により、病院で連日死亡例が記録されていると述べた。
ガザ市のシファー医療複合施設の所長ムハンマド・アブー・サルミーヤ氏は、死亡例は高齢者や慢性疾患の患者に限られず、妊婦や子どもにも及んでいると説明し、ここ数日で医師や18歳の女性を含む死亡が記録されたと指摘した。
同氏はまた、検査体制が限られているため医療当局がウイルスの性質を正確に特定できないと述べ、臨床症状は、新型コロナウイルスの一部系統または季節性インフルエンザに関連している可能性がある急性呼吸器感染症を示しているとした。また罹病期間は一部では約2週間に及ぶ例もあるという。
さらに同氏は、救急外来で受診者数が顕著に増えており、医薬品や医療資材が不足する病院への負担が一段と強まっていると述べた。そのうえで、栄養不良や不適切な避難環境により住民の免疫力が低下していることが、感染の危険性を高めていると警告した。
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翻訳者:上水流舞
記事ID:61514