アメリカとの争いにおけるイランの切り札 | 革命防衛隊海軍副司令官:もし戦争が始まったら、1ミリたりとも後退はしないだろう

2026年01月27日付 Hamshahri 紙

 革命防衛隊海軍副司令官は「イランは上空、海面、海底からリアルタイムでホルムズ海峡からデータを受信しており、同地域の安全保障は我が国の当局の決定に懸かっている」と述べた。

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、今日火曜日、イスラーム革命防衛隊海軍政治担当副司令官のモハンマド・アクバルザーデ氏は、一部の米国当局者からの軍事的脅迫を受けて「イスラーム共和国は戦争を追い求めてはいないが、敵に対抗するための完璧な準備はできている。もし我々に戦争が強要されるならば、報復は過去のいかなるものよりも断固たるものになるだろう」と述べた。

 同氏はイランの防衛態勢、特に防空の分野で非常に高いレベルにあると表現しつつ、「ガーリーバーフ氏、ラーリージャーニー氏、ペゼシュキヤーン氏、パークプール氏、ムーサヴィー氏を含む、国の全ての司令官と最高責任者たちは『もし戦争が始まったら、一ミリたりとも後退せず、イランの行動は前進するのみだろう』と強調している」と述べた。

 革命防衛隊海軍政治担当副司令官はホルムズ海峡の管理が伝統的な方法から脱却し、完全にスマート化されていることに言及しつつ「我々は海底、海面、上空でリアルタイムにデータを受信しており、そのデータを把握することでどの船舶及び軍艦が何処の国旗を掲げて通航の許可を持っているのかどうかを判別している」と述べた。

◆貴国が敵の権限内に置かれているならば、敵対しているとみなす

 アクバルザーデ氏は次のように述べた。「我々は世界経済が損害を受けることを望んではいない。しかし同時に、アメリカやその支持者たちが始めた戦争から彼ら自身が利益を得ることもないだろう。すなわち、もし彼らの食糧、エネルギー、貿易における安全保障が、これまでこうした戦争を通して確保されてきたならば、今日我々はその安全保障を彼らにとっての脅威に変えることができることを知っておくべきだ」。

 同氏はまた次のように述べた。「近隣諸国に対しては『貴国らは我々の友好国である』と伝えたが、もし同諸国の領域にある空や陸、海修正版がイランに敵対するかたちで利用された場合には敵対国とみなすだろう。これに対して、同諸国は肯定的な反応を示しており、またこうした懸念をアメリカやイスラエルに伝えている」。

 革命防衛隊海軍政治担当副司令官は続けて「これまでに述べた事項に加えて、適切な時期に公表されるであろう能力が他にも存在している」と強調した。

◆150ドルの石油、アメリカとの争いにおける切り札

「イランが関与する場合、限定的な攻撃などあり得ない」というメッセージは、これまで様々なイラン当局の関係者によって発信されてきた。一方、ホルムズ海峡はイランが戦局を有利に進めることができる切り札の一つである。なぜなら、同海峡は1日あたり2100万バレルもの石油が輸送され、世界の石油海上貿易の約37%を占める大事な生命線だからだ。ここでのいかなる混乱も世界の石油市場に大きなショックを与え、価格を暴騰させるのである。

 このシナリオは恐ろしいが想像に難くない。なぜなら、もしペルシア湾の石油に問題が生じたら、最も慎重なシナリオでも石油は1バレルあたり150ドルに達し、合衆国におけるガソリンの価格は1ガロンあたり4.5ドルを突破しうるからだ。

 これは戦略的な事実である。なぜなら、この海峡において混乱を引き起こす作戦に係る能力を行使することはイランにとって難しいことではないからである。そして、イラン当局はこの33kmが25兆米ドル規模の経済を揺るがすような梃子であるとよく知っている。また米当局は、対イランのいかなる戦略的なミスも世界経済に重大な結末をもたらすことに気づいており、こうした状況下では、この石油地帯は米国がつけた炎の中で燃え上がることになるだろう。


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翻訳者:KM
記事ID:61565