トルコはオジャランを必要としている
2026年02月02日付 Medyescope 紙

ルシェン・チャクル氏は、2024年10月に始まったクルド問題解決プロセスにおいて、アブドゥッラー・オジャランが幻の俳優のように位置づけられていると述べて、トルコにはオジャランが必要であると述べた。チャクル氏は、シリアでの事態の展開がオジャランのリーダーシップを揺るがし、プロセスがもはや行き詰っていると強調した。オジャランが直接社会に呼びかけ、またメディアへ話すことが必要であると述べたチャクル氏は、政府とオジャランの間の交渉では事態が立ち行かないだろうと述べた。
ルシェン・チャクル氏は、ここ最近続いているクルド問題解決プロセスにおいて、アブドゥッラー・オジャランの役割を評価した。チャクル氏は、「トルコがオジャランを必要としている」という見出しの動画で16カ月続いているプロセスが危機的な状況に至っていると強調した。
チャクル氏は、2024年10月に始まったプロセスにおいて、政府とオジャランが向き合っていたと述べた。プロセスの主役の一人であるオジャランが「存在するがいない」という位置づけであったと述べた。今日までオジャランについて私たちが知っていることが、たいてい伝聞によるものであるとし、最も重要な出来事が昨年2月27日のオジャランの発言であると述べた。
■政府はオジャランの名前に触れるのを避けている
チャクル氏は、国の様々なグループがオジャランを存在するがいないかのように仕立てていると述べた。エルドアン大統領が「イムラル」、ハカン・フィダン外相が「島」、民族主義者行動党のデヴレット・バフチェリ党首が「創建のリーダー」という表現を使ったと伝えた。同氏は、「彼らは、アブドゥッラー・オジャランの名前さえ全く触れたがっていない。幻の俳優かのように彼に一連の意味を付している。」と述べた。
初期に行われた会談のメモが流出したことが政府とクルド人運動双方に不満を抱かせ、イムラル代表団の訪問後、多くともA4用紙1枚分の発表が行われたと述べた。チャクル氏は、「3、4時間の会談から私たちに全般的な雰囲気を伝えるのは、ひょっとしたら1、2文だったが、詳細についてはまったく語らなかった。」と話した。
■オジャランが存在しないと考えるのは不可能
チャクル氏は、[クルド勢力の]トルコでの法的な足場が10%近くである、[イラクの]カンディルで数千の武装兵力を持ち、シリア・イラク・西側で影響力のある組織構造について彼らは言及したと述べた。この構造の最も主要な接着剤がアブドゥッラー・オジャランであると強調した。
チャクル氏は、「オジャランを無いもの考えて隅に追いやり、こう振舞って関係を構築することはできない。多くの問題が発生する。」と述べた。オジャランがいない場合、トルコに有利な手を作ろうと期待するのは現実的ではないと述べたチャクル氏は、だから必要があるが、今日までのやり方では[問題を]取り除けないと述べた。
■シリアの出来事でオジャランのリーダーシップが揺らいだ
チャクル氏は、シリアの出来事でオジャランのリーダーシップが揺らいだと主張した。1月25日の放送では、このことを説明し、一部のものが氏当人に怒ったと述べた同氏は、「オジャランがシリアの出来事に干渉できなかった、あるいは、干渉したとしても私たちは知ることができなかった。」と述べた。
チャクル氏は、最近、共和人民党が催した党会議の中でイムラル代表団の一員であるミトハト・サンジャル氏がオジャランがプロセスに干渉したと述べたのを伝え、この発言がとても遅かったと強調した。また、「シリアで発生したことが原因で多くの意味でオジャランの影響力が揺らいだ。」と話した。
チャクル氏は、オジャランが当人の言葉を受け入れさせたか否かという問題はとても重要な点であると述べた。「もしシリアでの勢力が、もしカンディルの勢力が、オジャランが何と言おうが自分勝手に振る舞うならば、ことの色合いは変わる。」と述べた。オジャランの見通しがシリアで少なくともその時あまり役立たなかったのは別の問題点であると述べた。
シリアで問題が生じている際に興味深い形でメスド・バルザーニが注目を引いていたと述べたチャクル氏は、バルザーニとオジャランの間にクルド性とクルド運動の点で非常に大きな違いとライバル関係があると述べた。また、「オジャランが一部の面会の時点でバルザーニについて発言していたことはとても明白かつ実質的なものだった。」と話した。
◾️誰がやろうとも、メディアに話さなければならない
チャクル氏は、政府がかなりの可能性で自身が信頼をおく人物たちを選ぶだろうと述べ、「あり得るが、ある種誰がやろうとも、こうしないといけない」とした。オジャランのみならず、クルド運動の他の演者も、ただ単に自分の支持層に向け話しをする殻を出ないといけないと強調した。
また、カンディルにいる人物たちも直接トルコ向け何がしかを話し、議論すべきだとし、カンディルから行われる発表の全てが一片の通知を読み上げる形であると述べた。「彼らは問いかけるなど、何らかの形で活発な広報活動を行なっていないし、こうしたことは何らかの形で解決されねばならない。」
◾️政府とオジャランの間の取引きでは十分ではない
チャクル氏は、政府がこのようにさらに一定期間ことが進むのを望んでいるとし、クルド側も当初これに同意していたと述べた。「プロセスが社会の課題となる必要はなく、オジャランと政府はことをうまく運んでいると私たちに言っていた、問いかける際には」と語った。また、今、彼らもことがこのように進んでいかないと理解していると明らかにした。
チャクル氏は、「政府とオジャランとの間の取引では、このことは進んでいかず、[彼らの間で]語られている事がもはや明示されたりまたは新たな演者を見つける必要があって、そうじゃないと立ちいかないのだ」と語った。またこのプロセスが続いていかないであろう述べた。
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翻訳者:新井慧
記事ID:61590