アメリカ・イラン交渉、イスタンブルからオマーンへ変更

2026年02月05日付 Medyescope 紙

イランとアメリカ合衆国の間の交渉は2月6日金曜日にオマーンで行われる。会合にはアメリカ合衆国からトランプ大統領の中東特別代表であるスティーブ・ウィトコフ氏が、イランからはアッバス・アラクチ外相が出席する。双方は、交渉の議題につき激しく対立している。

アメリカとイランは、長い間棚上げ状態だった外交接触を2月6日にオマーンで再開することで合意した。ロイターに語った双方の関係者は、会合が行われることを認め、交渉の枠組みと議題の点で衝突が続いているのを明言した。

会合は初めイスタンブルで行われる予定だったが、最終的にオマーンの首都、マスカットに変更された。

外交努力は、アメリカが中東で自軍の存在を増やし、地域諸国でより広範な戦争を避けるのを試みる時期に当たっている。アメリカのドナルド・トランプ大統領はNBCニュースのインタビューに答え、イランの宗教指導者アリ・ハメネイ氏に向けて「もっと懸念すべき」という表現を使用した。トランプ大統領は、イランと会合が続くと話したが詳細は明かさなかった。

◾️核問題か、ミサイルプログラムか?

イランは会合が核プログラムに限られることを望む一方、ワシントン側はより広範な議題をと主張している。

アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は、交渉がイランの弾道ミサイルプログラムと、中東地域における武装組織への支援、イラン国内の人権対応を含む必要があると述べた。

イランの高官はロイターに対する説明で、弾道ミサイルプログラムが「議題外」であることを強調した。他のイランの関係者もアメリカが核以外の話題で固執することが会合にリスクをもたらし得ると明言した。イラン政府は、ウラン増殖の問題で限定的に対応の準備はあるが、一方で前提条件[を据えることは]受け入れられない主張している。

◾️軍事的緊張、制裁、地域の不安

会合は、アメリカがここ数週間中東に向け何千人もの兵士、空母、戦闘機、偵察機の派遣に次いで行われる。トランプ大統領は、合意が実現不可能な場合、「良くないことが生じ得る」と繰り返し警告した。

ロイターに話したイランの高官6人は、潜在的なアメリカによる攻撃がイラン国内での抗議運動を再度活発化させ、体制の統制が弱まり得るのを懸念していると伝えた。

イランは、核プログラムが原因で実施されている西側の制裁が解除されるのを目指している。イラン政府は、昨年6月にアメリカとイスラエルが原子炉設備に向けて攻撃を行なった後、ウラン増殖活動を停止したと発表した。ただ、西側諸国はイランの核能力が兵器生産に近づいているのを懸念している。

緊張が増した最近の情勢の中で、米軍が、空母アブラハム・リンカーンに近づいたイランの無人航空機を撃墜し、ホルムズ海峡でイラン革命防衛隊がアメリカ国旗を掲げたタンカーを停止させようとしたことが指摘された。イランはこれらに関する公式の見解を発表しなかった。

◾️トルコは仲介国となるのか

外交交渉の中心に位置するトルコは、当初から外交的な呼びかけを行なっている。トルコ政府は最近、ワシントンとテヘラン双方との接触を加速させた。ハカン・フィダン外務大臣は、イラン外務大臣とアンカラで実施し得る会合の枠組みと議題を議論したと伝えた。


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翻訳者:岸本成美
記事ID:61604