チフッチCHP副代表「新大臣任命はイスタンブル式手法を全国に広げる企み」

2026年02月12日付 Cumhuriyet 紙

ギュル・チフッチCHP副代表は、アクン・ギュルレッキ氏が法務大臣として任命されることに関して「我々はこの国で未だに司法権、正義、法の支配を信じている裁判官と検察官がいると話していた。そのような人物が大臣になった今、だれに対してどのように指示するのか、懸念している状況だ」と話した。イスタンブルにおける裁判が政治的に続くことを述べたチフッチ氏は、党が直面している党大会裁判のような議論が再び話題になる可能性に対して「話題にならない保証はない。なぜならこの目的において首席検事になり、今日この目的において大臣に任命されたからだ」という表現を使った。

ギュル・チフッチCHP副代表は、イスタンブルのアクン・ギュルレッキ首席検事が法務大臣に任命されることについてジュムフリイェト紙にコメントした。ギュルレッキ首席検事がイスタンブルで行ったことをトルコ全土で行うだろうとの意見を伝えたチフッチ氏は「イスタンブルにおける地方自治体に対して行ったことと、ジャン・アタライ事件からジャナン・カフタンジュオール事件に至るまで、法がどのように殺戮されているかを我々に示す一人だ。秘密の証人の使用、名前の変更、大統領の『タコの腕』という表現の起訴状への記載などの事柄をみると、司法がどれだけ政治の道具になっているかを示す一人だ。この者が法務大臣に配置されることは大統領の『わたしはこの理解を全ての国に適用する』という発言に相当する」と言った。

■誰に対して何の指示をするか

以前、常に「この国で未だに司法権、正義、法の支配を信じている裁判官と検察官がいる」というような発言をしたことを想起させたチフッチ氏は「そのような者が大臣になった今誰に対してどのような指示を与えるか、懸念している状況だ。イスタンブルで広域都市、アジズ・イフサン・アクタシュの起訴状プロセスの間人々が誹謗中傷にどのように駆り立てられるかをみた。現在、同じことが国中で起こらないという保証を誰が与えるというのか。誰も与えられない。エルドアン氏は『選挙ではなく、司法の手段で体制を守っている』と話す」と述べた。「憲法裁判所(AYM)の決定を認めない裁判所を賞賛する人について説明している」と言うチフッチ氏は「ユルマズ・トゥンチ氏が毎回『トルコ共和国は法治国家である』と言っていた。今、ギュルレッキ氏はこれさえ言うことができない。なぜなら彼が行った決定が優先的に法になることを何回も示した」と評価づけた。

■裁判は政治的に続く

この任命がイスタンブルにおける裁判の行程にどのように影響するかについて、チフッチ氏は以下のように述べた:

「おそらくイスタンブル県共和国主席検事になる者は、彼自身の指示の下に行動する者となる。ついに職員が配置された。エルドアン氏はイスタンブルでシステムを築き、それが現在機能している。彼らがそれを壊させることはない。我々は『これは一つの政治的な裁判だ。この人物は政治的な人間だ。主席検事にはなりえない』と言っているのに、その上さらに大臣に据えるということは、裁判がどれほど政治的であるかを示している。そのためその裁判は、やはり政治的であり続けるだろう。エルドアン氏はこれらの裁判と最も大きな政治的ライバルへの追及をやめるだろうか。しかしこの任命で裁判の政治性がまた証明された」

■党大会裁判のような議論が再び起こるのか

「イスタンブル県支部長裁判で党に対立する判決がなされたが、党大会裁判では肯定的な判決が出された。これ以降この問題において再び議論が起こることはあるのか」という質問に答えたチフッチ氏は「議論が起こらない保証はない。裁判官・検察官委員会(HSK)は独立した組織ではない。法務大臣がその組織の長である。法律上の裁判官の原則が損なわれることに関する兆候はイスタンブルで見た。つまり裁判官と検察官の保証だ。どれほど法の支配を守ろうとしている人がいるかを我々は確認することとなる。それをしない可能性はない、なぜならこの目的で主席検事になり、今日、同じ目的で法務大臣に任命されたからだ」と話した。

■選挙の条件は貧困に起因する

内務省と法務省とにおいて行われた任命後の「これらは政権の早期選挙のための動きなのか」という反応についてコメントしたチフッチ氏は、「この間二つの重要な省に政権を支持していることを隠さない人物が任命された。しかし早期選挙の条件はすでに揃っている。二人の大臣が変わったから揃ったわけではない。この国は与党によって動かされているわけではない。退職者や労働者の状況は見て取れる。人々は貧困の只中にある。早期選挙のための実際の条件はこれらである」と述べた。

■「大臣でも調査を免れることはない」

最後に、CHPがギュルレッキ氏について裁判官・検察官委員会(HSK)に行った申し立てがこの任命によってどのように影響を受けるかについてチフッチ氏は「我々が行った申し立ての内容は全て残っている。例えば収入と資産が見合わないと述べた。副収入を得ていたために申請した。検察官の業務が終わってもこれらを調査する必要がある。大臣も例外ではない。HSKは以前我々の申請を却下し立場を示した。これ以降もこの姿勢が続くこととなる」と話した。


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翻訳者:岸本成美
記事ID:61635