
トランプとネタニヤフの「政権転覆」の呼びかけにも関わらず、イランではガソリンの列、焦って現金を引き下ろす様子、そして都市部から逃げ出す人々の画像が映し出されている。攻撃を支持している一部のグループは存在しているが、アメリカ-イスラエルの圧力に対しての揺り戻しで民族主義者の反発が引き起こされるであろうという見方をしている。
アメリカとイスラエルは昨日の朝にイランに対してスタートした空爆作戦は、ただ軍のインフラを標的とした作戦ではなく、直接的に政権に対して向けられた明らかな政治的結果をもたらそうとした介入作戦として形成されたものだ。アメリカ合衆国大統領トランプとイスラエル首相ネタニヤフからイランの国民に「政権を転覆せよ」という呼びかけがおこなわれ、軍の責任者も、「進展は、イラン国民が立ち上がることも含めて進むだろう」と述べた。
しかしながら朝に来た最初のニュースはイラン市民が「命の危機」に陥っていることを伝えている。
■三本柱のストラテジー
アナリストたちはワシントンとテルアビブの戦略を、指導者と司令官の協力関係を弱体化させること、経済的そして安全保障に衝撃を及ぼし、政権を不安定化させること、イランにおける政権の野党グループの集団的行動を引き起こさせることを三本柱として見ている。さて、アメリカ-イスラエル関係が、この目的に達成させることはどれほど可能なのだろうか?
この攻撃は、イランで2025年12月28日にスタートし、先月の政権の血を流した弾圧の後で何千人もの人々の死によって終わった抗議活動から間もなく始まった。抗議活動は、普通の市民たちの集まり以上に大学キャンパスにおいて新たに盛り上がっているように見受けられた。最近一週間で国内の少なくとも10のキャンパスで大学生たちが政権への抗議活動をおこなったことに対して多くのキャンパスが閉鎖された。そしてリモート教育へ移行した。イランの通りでは攻撃の後に喜びでダンスをし、「ハメネイに死を」といって家々の窓から叫ぶ人々の画像がメディアで報道された。ロイターズに話をしたイラン人は、「『政権を爆撃してしまえ』と言っていてもイランの反体制の人々の多くはアメリカ-イスラエル間の攻撃で押しつぶされているように感じている。」
■私たちの国がイラクにならないように
まさにイランの各都市からやってくる最初のニュースによれば、反政権の集団的エネルギー以上に「生き延びるための」本能が危機に瀕している。ロイター通信によれば人々はガソリンスタンドに長い列を作っている。現金を引き出すためにATMに押しかけて、余裕がある人々は大都市を捨て始めている。ロイターズに話をした女性は、「私たちの子供たちは怖がっています。どこにいけるのかわかりません。」という中、ある他のイラン人は「私は反体制派です。しかし、国がイラクのようになることは望んでいません」と話した。
■攻撃は逆効果か
イスタンブル大学政治学部准教授ハーカン・ギュネシ氏もヒュリイェト氏に行った評価においてイスラエルの攻撃は愛国主義者の反応を強めて「祖国防衛」の意識を引き起こす可能性について言及をした。2025年6月の12日間戦争ののちに政権のポジションが強化されたことに言及したギュネシ氏は、
「反体制派の人々は今はより慎重に行動をしている。抗議活動に声をあげることがあっても、イランでは最近20年間で集団的な参加が最も多いデモとなった。とくに各学校、そして市民の地域を標的にすることは、反体制派においてもアメリカーイスラエルの連帯に反対する愛国者的な反応をつくりだす可能性がある。」という表現を用いた。
「諜報機関からの情報では衝撃を与えるようなファクターはいまだ届いておらず、政権の中心にいる人々の中では特に亡くなった人はいない。この観点から、市民は少なくとも短期間では慎重にふるまうことが見込まれている。」と述べた。
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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:61728