トルコへの着弾後、イラン・トルコ間の初の接触

2026年03月04日付 Milliyet 紙
トルコ国防省は、イランから発射されトルコの領空に向かうと認識された弾道ミサイルが、東地中海に展開するNATOの航空ミサイル防衛部隊によって無力化されたと明らかにした。CNN Türkのアンカラ代表であるディジュレ・ジャノヴァ氏はこの件に関する最新情報を生放送で伝えた。

CNN Türkのアンカラ代表、ディジュレ・ジャノヴァ氏の説明は以下の通り。

NATOの航空ミサイル防衛部隊によって、適宜迎撃され、ミサイルは無力化された。もちろん現段階では、直接かつ特にトルコに対する攻撃とは見られていない。しかし、アンカラの情報筋は以下のように述べている。あらゆる違反行為は、その原因や理由が何であれ、我が国の国家安全保障に対する脅威であり、この範疇で評価されるべきだ。

◾️ハメネイ師の死後、権力の空白化が生じている明確な表現

ハカン・フィダン外務大臣は必要な警告を発した。この、またはこの類の状況が生じないように、より注意し、慎重に振る舞うよう求めた。現在、実際には以下のような解釈がなされている。

結局のところ、イランで最近起こっている事態は、ハメネイ師の殺害後に権力の空白が生じていることをはっきりと示している。このため調整の弱体化も明らかになっていると見られ、これはアンカラからも読み取ることができる。NATOの航空ミサイル防衛部隊によって適宜迎撃され、ミサイルは無力化された状態である。

意思決定機能の多頭化、治安部隊の混乱、指揮系統における不透明化、これらすべてがイラン側から読み取れる。

このため、この状況は、現場の軍事部隊が制御不能な行動を取る危険をもたらした。実際、今日私たちが経験したミサイル問題はこの状況の一端と見られる。

◾️イランで起こる不安定さとは、何十年もあがなうことができないもの

もちろんこの予測不可能性とリスク環境をすぐにでも解消するため、トルコ政府は外交的取り組みを当初から続けており、あらゆる機会を捉えて原則的に以下のような警告を出している。

つまり、ここで、イランで今後起きる不安定さとは何十年もあがなうができないものである、この地域、さらにはもちろん全世界の均衡の点からでもある。

◾️「両当事者ともに、一刻も早く停戦交渉に戻るべき」

このため、一刻も早く、両当事者ともに、外交交渉と停戦交渉のテーブルに戻るべきである。より常識的で冷静な形で、地域の問題は国際法に則って解決されるべきである。

トルコ政府はこの見解を訴え続けるだろう。実際、私(ディジュレ・ジャノヴァ)が話した情報筋は、今日以降もトルコが交渉の場で積極的な国であり続け、外交を優先することを強調している。以上のようにまとめられるが、次のことも言っておきたい。トルコ政府が発しているメッセージでは、トルコは冷静であり、対応準備がある、決意は固い、と言うことである。

◾️いかなるカオスな環境であれトルコを弱体化させることはできないと強調

上記のことはすべての当事者にも明確に伝えられており、いかなる混乱状態も、いかなる制御不能な行動も、いかなる不透明な思惑も、トルコを弱体化させることは決してできないと強調されている。

NATOに所属する早期警戒管制機は、このことの推移の当初からトルコ領空城で観測されている。既述のように、これは早期警戒システムである。むしろ、この問題に関しては、当初から偽情報にも十分注意する必要があった。当初、攻撃がトルコから行われたという主張が持ち上がっていた。

迅速に、トルコ偽情報対策センターはこの主張を偽情報であるとした。さらに、トルコが中立であり、いかなる国に対する攻撃にも自国の海上、空域、陸域を提供しておらず、今後も提供しないとも表明していた。

その後、トルコにあるアメリカ軍基地に攻撃が行われたという他の偽情報も否定された。ここで実際に起こっているのは、NATOの早期警戒管制機の飛行任務を多少なりとも妨害しようという意図であり、トルコを何らかの形でこの地域紛争に巻き込み、その中立性を放棄させようとする動きでもあり、このことをここ数日目にしている。

◾️インジルリク基地はトルコ空軍の基地だ

特に既述のように、彼らはこうした誤った情報を使ってそれを試みている。つまり、「イランへの攻撃でトルコの基地が使用された」とか、「トルコにあるアメリカ軍基地が攻撃された」といったような、これらのことは絶えず表明され、否定されている。何にも増して、トルコには、他の国、いかなる国の基地も存在しない。インジルリク基地(アダナ)はトルコの空軍基地であり、この点を強調しておきたい。

しかし、トルコはNATO加盟国であり、キュレジック基地(マラティヤ)といったNATO軍基地もトルコにはあり、この間、NATOの早期警戒管制機が早期警戒システムとして使用され、NATOの加盟国として、トルコに向けられる可能性のある全てのリスクを事前に通知するために空中に展開していた。

◾️「アラグチ外務大臣に連絡が行われ、たとえ偶然であっても、このような状況は許されないことが強調された。」

トルコ軍基地は結局のところアメリカ基地ではない。つまり以前「トルコにあるアメリカ基地が攻撃された」という主張が浮上したが、これらは否定された。そして結局のところ、NATOの加盟国であるため当然、NATO軍基地は存在し、もちろん早期警戒管制機が早期警報の形でトルコ領空を監視している。

実際、今日のミサイル問題でも、NATOの防空・ミサイル防衛部隊によって撃墜され、無力化されたのがわかった。つまり、この時点以降、トルコに向けられるいかなる攻撃も、NATOに向けられたものとみなされるだろう。[北大西洋条約]第5条の点で、イランはこれらすべてを認識しているはずだ。実際、今日のミサイル問題も即座に反応が示され、イランのアラグチ外務大臣に連絡が取られ、今後、たとえ偶発的なものであっても、このような事態は許されないことが強調された。


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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:61743