レバノン:情勢悪化への懸念でレバノン在留シリア人の帰国が増加
2026年03月02日付 al-Watan 紙
■レバノン情勢悪化への懸念で在留シリア人の帰国増加…ダマスカス・ベイルート路線で帰路の混雑目立つ
【ダマスカス:本紙】
ダマスカス・ベイルート線で営業するタクシー運転手らは月曜日、イスラエルがレバノンに対して大規模な戦争を始めるのではないかとの懸念から、レバノンから帰国するシリア人の数が増えていると明らかにした。
これらの情報筋は『ワタン』に対し、レバノンからシリアへ向かうマスナア―ジャディーダ・ヤーブース国境通過点では、本日、レバノンから帰国するシリア人の数が増加していると語った。そのうえで、ダマスカスからベイルートへ向かう道路には渋滞が見られない一方、レバノンからダマスカスへ戻る道路では車の混雑が見られ、乗客の大半はシリア人だと述べた。
同複数筋は、本日レバノンから帰国するシリア人の数は1,000人から2,000人程度に達するとの見通しを示したうえで、「イスラエルがレバノンに対して大規模な戦争を始めるのではないかという大きな不安がある。そのためシリア人は自国へ戻っている」と付け加えた。
イスラエル軍は今日未明にレバノンの複数地域を空爆し、保健省が発表した暫定集計によれば、これにより31人が死亡、149人が負傷した。
イスラエル軍は、「ヒズブッラー」がイスラエル国家に向けて飛翔体を発射したことへの報復として、ベイルートおよびレバノン南部にいる「ヒズブッラー」の高官らを標的にしたと発表した。
これに先立ち、イランの支援を受ける同組織は声明で、「レバノンとその人民を守るため、また度重なるイスラエルの攻撃への対応の一環として、イスラーム抵抗勢力は(中略)占領下ハイファ市南方にある、イスラエル敵軍所属のミシュマル・ハカルメル・ミサイル防衛拠点を、精密ロケット弾の一斉射撃と無人機群によって攻撃した」と述べた。
これは、2024年11月に成立した停戦以降、「ヒズブッラー」がイスラエルに対して行った初の攻撃となる。
こうした展開は、米国とイスラエルが先週土曜日以降イランに対して続けている攻撃と、それに対してイランが湾岸諸国に向けた弾道ミサイルおよび無人機による攻撃で応じている状況のなかで起きている。
さらにイランは日曜日未明、テヘランの司令部に対する攻撃で最高指導者アリー・ハーメネイー師が死亡したほか、多数の軍・政治指導者も死亡したと発表した。
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翻訳者:国際メディア情報センター
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