イタリア・メローニ首相も米・イスラエル批判

2026年03月12日付 Medyescope 紙

イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、アメリカとイスラエルがイランに向け行った攻撃に関して今までで最も厳しい発言をした。メローニ首相は攻撃が「国際法を外れて」実施されたと述べた。

イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、アメリカとイスラエルがイランに向け行った攻撃についてヨーロッパで高まる批判に賛同した。

ローマ所在の議会で話したメローニ首相は、アメリカとイスラエル向けてイラン問題に関する批判を行った。同首相は中東における軍事作戦が「国際法の枠組み外で実施され、介入の段階的な増加が見られる」と述べた。

極右のメローニ首相は、イランが地域安全保障の観点から深刻な脅威となってきたことを認める一方、現在の軍事行動に対して批判の立場を取った。

メローニ首相は、アメリカがイランの女子学校に向けて実施し、168人が殺害された攻撃を「虐殺」と表現した。

メローニ首相の発言は、ヨーロッパにおける他のリーダーたちが最近行った批判と軌を一にしている。スペインのペドロ・サンチェス首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、オランダのロブ・イェッテン首相も、アメリカとイスラエルのイランに対する攻撃に異なる温度で反対表明をした。

サンチェス首相は件の戦争を「不当で、危険で、法に反する」と位置付け、アメリカのドナルド・トランプ大統領に直接反対した唯一の欧州連合のリーダーとなっていた。サンチェス首相の発言に次いでトランプ大統領は、スペイン政府を「恐ろしく」、「友好的ではない」行政府と決めつけ、アメリカがスペインとの貿易を断絶し得ると脅迫していた。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領も攻撃が「国際法違反」であると述べ、パリがこの作戦を認めていないと表明した。

◾️メローニ首相のトーンはなぜ変化した?

アメリカに近いと知られていたメローニ首相の発言はヨーロッパで注目を集めている。極右のリーダーは長い間ワシントンの最も信頼できる同盟先の一つであったからだ。

しかしイラン戦争が原油価格を急激に上昇させ、ヨーロッパで経済的な懸念も高まっている。増加するエネルギー費用が特にヨーロッパで市民たちの日常生活に直接的に影響している。メローニ首相がより慎重な姿勢を採った背景には内政の圧力もある。

イタリアで最も繊細なテーマの一つは、同国に所在するアメリカ・イタリアの合同軍事基地がイランに向けた攻撃に使われるか否かの議論である。

メローニ首相は、この基地が運輸・技術的な目的のみに使われ、攻撃がこの基地から行われないと述べた。イタリアにおける空軍基地が攻撃目的で使われるには議会の承認が必要であると強調した。

メローニ首相はまた、スペインのサンチェス首相と似たような態度を示したにもかかわらず、イタリアでは野党が異なる反応を示したことに言及し、「同じ決定がイタリアで批判されスペインで称賛されることがわたしを驚かせている」と述べた。


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翻訳者:岸本成美
記事ID:61788