シリア:シリア南部で繰り返されるイスラエルの侵犯行為

2026年04月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル軍がクナイトラ県に再び侵攻しプレハブ式建屋に部隊を配備

【ダマスカス:アナトリア通信】

イスラエル軍が土曜日の夜、シリア南西部のクナイトラ県に新たな侵入を行い、金曜日までに同地へ持ち込んでいたプレハブ式建屋を拠点に駐留した。

シリア国営通信(SANA)は「イスラエル占領軍が土曜日の夜に侵攻を敢行し、クナイトラ県南部田園地帯に位置する東タッル・アフマル山頂のプレハブ式建屋に駐留した」と報告した。

さらに「2両の戦車と2台の装甲車で構成されたイスラエル軍部隊が東タッル・アフマル山頂に侵入し、前日(金曜日)にあらかじめ持ち込んでいたプレハブ式建屋に駐留した」と明らかにした。

イスラエル軍は金曜日にはブルドーザー1台と複数のプレハブ式建屋をクナイトラ県へ持ち込んでいたが、その時点で動機を明らかにすることはなかった。

こうしたアラブ諸国に対する主権侵害は、シリアのアフマド・シャルア大統領が、域内の安定を確保するためにイスラエル政府との安全保障合意の実現に努める姿勢を明確にしているにもかかわらず発生している。

シャルア大統領は木曜日、アナトリア通信によるインタビューの際に「我々は、地域の安定を維持するため、イスラエルと何らかの安全保障合意を結ぶことに真摯に取り組んでいる」と述べた。

さらに、「イスラエルとの交渉が行き詰ったと考えているわけではないが、イスラエルがシリア領内に留まることに固執しているために交渉が非常に難航している」と付け加えた。

ここ数か月、イスラエルによるシリア南部への侵犯行為がほぼ日常的に繰り返されている。その内容としては、家屋に対する突入・捜索、検問所の設置に加え、羊飼いや子供を含む民間人らの拘束などが報告されている。

2024年12月8日にバッシャール・アサド前政権が崩壊したことを受けて、イスラエルは両国間で1974年に締結された兵力引き離しに関する合意が解消されたと主張し、シリア側の緩衝地帯を占領した。

(後略)


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:志滿亮平、殿浦希、岩本海奏
記事ID:62013