トルコの観光、第一四半期好調、増収

2026年04月30日付 Hurriyet 紙
観光収入が昨年の同じ時期の四半期と比較して4.2パーセント上昇した。メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、「これらの数値はトルコの危機管理における高い能力を示した」と話した。

観光収入は1月、2月、3月からなる第1四半期において前年同期比で4.2パーセント上昇し、98億9645万6000ドルとなった。観光客による現地消費による観光収入は96億9457万4000ドル、乗り継ぎ旅行客による現地消費は2億188万3000ドルとなった。また、観光収入の25.6パーセントは、我が国を訪れた国外在住のトルコ国民が占めていた。

■「数値はトルコの高い能力を示した」

メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、観光における2026年の第1四半期に関するデータと、次の四半期に関するロードマップをイスタンブルアタテュルク文化センターで行った記者会見で公表した。世界的な動向が観光業に与える影響に言及したエルソイ大臣は、トルコは困難な国際情勢にも関わらず、観光分野においては力強いスタートを切ったと語った。

■世界の主要観光地も同様の影響を受けた

世界情勢が観光分野に与える影響に触れたエルソイ大臣は、国内の今期の状況はトルコ特有のものではなく、世界の主要観光地も同様の動きに直面していると述べた。エルソイ大臣は、地域的緊張、地政学的展開、国際的な旅行動向の変動が観光業界に直接影響していると指摘し、トルコもこの傾向の例外ではないと述べた。

■第1四半期は上向きのスタート

観光分野における2026年第1四半期に関する評価についてエルソイ大臣は、得られたデータがあらゆる国際的な困難にも関わらず、今年の観光業界が上向きのスタートを切ったことを示していると述べた。この結果は偶然ではないと強調するエルソイ大臣は、これは計画的かつ調整され、現場で積極的に行われたプロセスの結果であると語った。

エルソイ大臣が記者会見で公開した資料によると、観光客数は今年最初の3か月間で変動しながら推移していた。2025年1月の観光客数は295万人であったが、2026年1月には313万1000人まで増加し、6.1パーセントの上昇を記録した。2月はラマザン月の影響で289万9000人から284万8000人に減少し、1.7パーセントの下落となった。一方、3月には戦争の影響にもかかわらず、299万5000人から324万へと増加し、8.2パーセントの上昇が実現した。このように、今年最初の3か月間の総観光客数は884万4000人から921万9000人まで増加し、4.2パーセントの伸びを記録した。

また資料では、同時期の観光客数の変化について、ラマザン月が10日早まったことが2月にはマイナスに、3月にはプラスに働いたこと、イラン・イスラエル・米国間の戦争に端を発する展開が特に3月の地域市場に影響したことが明らかにされた。

■観光収入、第1四半期では増加

メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣が発表したデータによると、第1四半期における観光収入は増加した。2025年の第1四半期には94億9400万ドルであった観光収入は、2026年の同時期には98億9645万6000ドルまで上昇した。これは4.2パーセントの増加を記録した。

■1人あたり支出も増加

エルソイ大臣が公開した1人あたりの宿泊支出のデータも注目を集めた。2026年第1四半期における外国人観光客の宿泊支出は116ドルから119ドルに上昇し、2.2パーセントの増加となった。

■危機の時代における強力な管理能力を強調

トルコが位置する地域では危機が常に起こりうると述べたエルソイ大臣は、このような時代に決定的な要素はプロセスがどのように管理されているかであると強調した。エルソイ大臣は、昨年も同様の世界的な動向を経験したことに触れ、トルコが2025年に6400万人の観光客と、652億ドルの観光収入をもって締めくったと述べた。エルソイ大臣は、これらのデータはトルコが観光業界において単に強力な観光地であるということだけでなく、危機管理についても高い能力を有していることを示していると語った。エルソイ大臣は、「つまり我々はプロセスを遠くから見守るのではなく、現場で、業界とともに管理するという考えのもと行動している。」と述べた。

エルソイ大臣は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が使用した「安定の島(İstikrar Adası)」という強調表現に触れ、次のように述べた。
「レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の指導の下、トルコは近年最大の安全保障危機を成功裏に管理し、火の輪の中にある地域の安定の島であることを改めて確認し証明した。」

■国際イベントを通じ、トルコは世界の舞台に

トルコは国際イベントを通して世界的な存在感を高めていると演説で強調したエルソイ大臣は、アンタルヤ外交フォーラム、NATO首脳会談、国際宇宙会議、COP31といったイベントだけではなく、フォーミュラ1、UEFAヨーロッパリーグ決勝、さらにアンドレア・ボチェッリ、カニエ・ウェスト、スコーピオンズ、ペット・ショップ・ボーイズといった世界的スターのコンサートが、国の宣伝・イメージ向上に貢献していると述べた。

フォーミュラ1に関する発表が行われた最初の4日間のうち、50以上の国で2000件を超えるニュースが報じられ、約6億5000万アクセスがあったと明らかにしたエルソイ大臣は、一方、SNSでは最初の4日間で2億件近くの反応が得られ、177を超える国から投稿があり、44以上の言語で投稿が作成されたと発表した。

このデータは、イベントが世界規模で強力な影響力を生み出したことを示していると述べるエルソイ大臣は、「フォーミュラ1トルコ・グランプリは単にスポーツ界だけではなく、主要な国際コミュニケーションチャンネルでも一級の話題となった。」と話した。


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翻訳者:佐田優美香
記事ID:62033